10 月 例 会




  開催日時 2011.10.11(火)  9時半〜12時         

  兼題:   
「秋の七草(いずれも可)又は自由

  概要:    第5回写真俳句短歌展は多数の方のご来場を頂き改めて
         感謝申し上げます。

   
         5周年和気藹々の風流る
                写真と句歌のハーモニー良し   (紀舟)

         5周年の節目を越え、今月から又新たな気持ちで取り組んで
         いきたいと思います。

         投稿作品は、一部除き和気藹々の披講に供した上で、同好会
         HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。

      
 尚、先日のSNM旅と歩きの会主催の「秋の上高地散策
       写真俳句短歌特集」を予定しており、一部は再編集させて
       いただきます。



写真俳句短歌


心なし 染まる山肌 霧流る      和子


霧はれて 雄姿を写す 田代池     和子


  緑なす川の流れに身をまかせ
       光りに映えるバイカモの秋   和子


 彼岸花遥か彼方の父母(ちちはは)
       会いたくもあり会いたくもなし  水白



肌寒く 暗い幻 母の手が       隆夫


親不孝 父の怒りか 燃える月     隆夫


あれこれも こぼれ落ちたる 萩の道   ゆきお


リボンして この子の迎へる 秋の風    ゆきお


隠れ吸ふ 尾花の根方の 紫煙かな     ゆきお


   血ではなく紙で繋がり半世紀
        ゆっくり歩もう真直ぐな道  きいろ


人はみな 孤独と悟り 暮の秋      きいろ


鎮魂の 火渡りかの地へ 秋彼岸     きいろ



名月や 地変事変の 上に在り     牧紀


人知れず 風囁くや 尾花咲く     牧紀


青空に 我が世の秋や 花すすき    牧紀


蜘蛛糸に 黄落一葉 季や移る     牧紀



彼岸過ぎ 小雨寂しき 薬師池     牧紀

 彼岸花色香埋もれ小雨降る
        薬師池にも静寂戻る   紀舟


 薬師池残りの萩に降る雨の
       まだ温かし散るな急ぎそ  紀舟  


   台風のあとに残ったこの雲を
       なぜに青空連れ去らぬのか  水青  


   忍ぶれど顔に出にけりわが邪悪
       ふっふと笑い赤紫蘇摘んだ  名無子  


   我慢してくねくねしても今のうち
        あなたの彼岸あたしの中よ 名無子  


   海越えて風に蜂乗せ無節操
       花咲き乱れ実の成りなりし  名無子  


花芒 一陣の風 をさめけり      玲子


余生なほ 自問自答や 草の花     玲子


佇めば 千草の花の 笑み溢る     玲子


さよならの 手の温もりや 吾亦紅   未来



助け合ふ 一つ一つや 実紫      未来


 
頂上の 見え隠れする 芒原      未来


帰り道 園児の列へ 猫じゃらし    未来


里山に 入れば秋草 こぼれけり    未来


釣り人に 川風すぎて 花芒      有三



山里の 道しるべなる 曼沙華     有三


色づきし 鈴懸の葉や 秋うらら    学


プラタナス 色づきそめて 御苑秋    学


ふる里や 畦をちこちに 曼珠沙華    学


行き過ぎて ふと木犀の 香りけり    学


雨上がり 花枯れ時の カンナの緋    竜


若すすき 空に向かって 真直ぐに    竜


秋山行 霧に隠れし 富士拝む      仁昭


富士山路 鳥兜咲く 美しく       仁昭


百花園 心遊ばせ 萩の風        花音


つと揺れて 萩のひとむら 花の路    花音


夕暮れて 酒場の誘い 秋涼し      吉夫


萩咲きて スカイツリーを 眺めをり   吉夫


猫たちの くっついてねる 秋涼し     吉夫


祇園にて 誰待つポスト 秋夕日      吉夫


幼子の 御輿は台車に 秋祭り      くに




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