11 月 例 会




  開催日時 2011.11.8(火)  9時半〜12時         

  兼題:   
「紅葉又は自由

  概要:    町田公民館祭りの展示も無事終了しました。関係各位に感謝
         申し上げます。
         又、先日のSNM旅と歩きの会主催「秋の上高地散策の旅
       の写真俳句短歌特集」を特集コーナーにアップしました。
 
          今月も、一部を除いて、投稿作品は和気藹々の披講に供した
         上で、同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。




写真俳句短歌



人とらず 熟柿は蟻に くわれけり   学


クラス会 果てて銀座の 秋灯し    学


古書買うて 憩う茶店や 文化の日   学


周恩来 学びし跡や ちちろ鳴く    学


笑み給ふ 恩師の像や 秋の声     学


撫子や 残る雨粒 なみだ色      くに


秋ひと日 心に糧を 書道展      くに


自慢顔 指さす先に 菊花展      淑如


病癒え 何ごともなく 菊の咲く     淑如


留守にして 庭に見張りの カリンかな  淑如


  すきま無く星の光やふりそそぐ
       押しつぶされんコロラドの夜  水白



   夕影と巻積雲に我一人
          佇みて見る雲の彼方を  隆夫


尾花見て 杖に凭れて 唯じっと   隆夫



山の端に 愛でし紅葉の 名残かな   ゆきお


越後路や 錦まとうも 日はわずか   ゆきお


落人に 都の便り 紅葉映え      ゆきお


  岩尾根を連ねて天を睥睨す
        妙義の山も秋ぞ深まる   紀舟


紅葉も 這いあがりえず 岩の峯    牧紀


岩盤を 抉る隘路や もみじ峪     牧紀

連れ添いて 紅葉の時を 惜しむかな  牧紀


   響くとぞ「仇も怨みもこれまでと」
       村人演じ大鹿歌舞伎    名無子  


   平家なり毅然と両眼刳り抜けば
          頼朝赦し日向を与う 名無子  


   大鹿の役場役人張り切りて
      ロケ地巡りの俄かなガイド  名無子  


  ディアイーター鹿喰う人というらしき
        鹿肉カレーうーんまあまあ 名無子  


   奈落とは舞台の下の暗闇か
         世界反転残像消して  名無子  


   陽炎座妖しき女優今もなお
        痴呆演じて大鹿に舞う  名無子  


   解のない問に向かいて独房の
        君に届けと光をうたう  名無子  



茶の花の 咲き 八木重吉 忌日なり   玲子


 一木の 十月桜の 一枝かな     玲子


山日和 自然尊し 文化の日      玲子


紅葉して 秀麗富士を 引き寄せし   玲子


草庵に 吊花の実の 揺れる風     未来



枯薄 過去忘れよと 種飛ばす     未来



枯蓮に 過ぎゆく時の 速さ知る    未来


落日の 家路急がす 秋の海      有三



釣り人の 影なき川面 芒揺れ     有三



菊の香や 行く人もなく 宵迫る    遊歩


彼岸花 此岸で見るは 幾(とき)ぞ     遊歩


枯れ尾花 人のいのちの 儚さや   遊歩


秋天に 納棺の槌 音冴える      遊歩


金文の 筆墨はしる 秋の展      仁昭


ハロウィンの 魔女はほうきで 逃げていく  吉夫


紅葉に うずもれていく 老いし犬   吉夫


唐松は 金の衣で 仁王立ち      吉夫


ビーチボール 見向きもされず 水寒し  吉夫



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