12 月 例 会




  開催日時 2011.12.13(火)  9時半〜12時         

  兼題:   
「自由

  概要:    12月2日(金)に予定していた「浅草吟行」が悪天候のため中止となり
         今月の兼題は文字通り「自由」としました。
         集まった投稿作品は、原点に戻って、和気藹々の披講に供した上で、
         同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。



写真俳句短歌



冬茜 富士くっきりと 暮れゆけり   学


枯るる中 がまずみ赤き 灯をともし    学


池の辺に カメラの並ぶ 冬日和   学


離水する 鳥の羽音や 冬紅葉    学


冬の街 炎のような 夜明けかな    くに


帰り咲き 躑躅の赤に 惹かれけり   くに


カクタスの 紅を照らすや 昼の月    希由


子に還り 師走のひと日 飾り付け    きいろ


胃カメラの 結果良好 紅葉狩り     きいろ


 コスモス路良き道なれと親の恩
       静かに幸を天に伝えし  水青


霜月の コスモスの花 雄々しくて   隆夫


夕映えと 昭和が共に 夢の中   隆夫



日当たりに のんびり熟す 柿三つ   隆夫


手触りで 手帳を選ぶ 師走かな    ゆきお


住所録 消し込み終わり 賀状買う   ゆきお


なかなかに 顔思い出せず 賀状書く  ゆきお


  仏法の功徳を伝えて八百年
      紅葉の秋やうたかたの夢   紀舟


大紅葉 空活き活きと 染め上げり    牧紀


   湖越えて比叡遥か西方に
      太子夢みし浄土の百済   紀舟


焼打ちの 血染めの歴史 知る紅葉     牧紀


   柿一つ秋冷の中残し置く
     とほりかかりし旅人のため   筑山 


   風に舞ふ蝶になぞらふ花に似ず
      ひだまりの中ひそやかに咲く  筑山  


   秋たけて山々の木々色深し
      庭のもみじ葉見知るなるらむ  筑山  


  陳よ()よ居心地良きか日本は
       われとて同じ祖国誇れず 名無子  


   楼閣は砂上に在りて(かが)やくも
         (あな)にはまりて迷路の闇へ  名無子  


   ばらけての閑話休題破片かよ
        集めてみればこれ人生だ  名無子  


   もう冬だ銀杏やもみじ寒風を
        受けて散らせて裸木間近か  名無子  


    花野原少女のように走り行き
       天に召されしあなたを思ふ   玲子  


何気なく 交わす会話や 小六月    玲子


一葉づつ 桜紅葉の 散り行きぬ    玲子


再会の 果たせぬままに クリスマス  未来



あの時を 忘れない街 聖夜の灯     未来



泣き笑いして 冬紅葉 陽に透ける    未来


夕映えの 雲移りゆき 秋深し      有三



キャンドルに をみな美し 冬の園     有三



落ち紅葉 集めハートや 夫婦の日    小鈴


一年の 願い重たし 年の暮れ     小鈴


大輪の 花散りゆきて 秋深む     小鈴

悲しみを 残して今年の 師走かな   小鈴



巨星逝く 皇帝ダリア 空へ射け    仁昭


秋の古寺 逝きしを拝む また今年   仁昭


佛展や 潔く散れ 銀杏の黄      仁昭


枯れ蓮や 浄土の世界 いづこにか    遊歩


小春日や 頭に重し わらい仏      遊歩




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