SNM写真俳句短歌同好会第11回展示会作品集 (1/2)
番号 | 俳句・短歌 | 備考、コメント |
1 | 毒持つを知りつつ惹かれたひとをりて 未だ脳裏に紅きくちひる きよし |
私の過去にそんな人が実際いたかは、皆さんの想像にお任せし致します。写真は出展作品締め切り間際に、小山田緑地傍の田んぼの畦で撮りました。 |
2 | 多摩の春 むかし棚田か丘の道 和子 |
稲城市若葉台にて。 昔の棚田が今は広い道に。歩く若者の姿に世代交代、時の移りを実感。 |
3 | 園児等も行く先は又 紅葉狩り ゆきお |
先生方は、紅葉をどう説明されるのかな〜? |
4 | 嵯峨朝の栄枯を映す大鏡 蓮の波間に浮雲流る 紀舟 |
京都市嵯峨野の大覚寺大沢の池。 嵯峨天皇の時代を頂点に歴史の流れを池の蓮と浮雲に托す。 |
5 | 地蔵会の旅の終はりや 茜雲 波 |
法隆寺地蔵堂の開扉に合わせて参拝。帰路京都駅でバスを降りると見事な夕焼けがーー |
6 | 富士とゐて湘南の風 小六月 未来 |
鎌倉七里ガ浜からの富士山は神々しく、又清々しい。 |
7 | 宮司と子和むひととき 秋まつり 淑如 |
魚沼市にて。女の子が宮司様に頭をなでてもらう姿を家族や周りの人が皆笑顔で眺めていました。 |
8 | 高みへと ミモザの花の羽ばたけり 玲子 |
ミモザの咲く季節・三月八日は「国際女性デー」だそうです。毎年近所に咲く鮮やかな黄色の花に元気をもらいます。 |
9 | 海老蔵のくま取りに似た あやめ咲く 吉夫 |
6月の相模原公園の「菖蒲祭り」の1枚です。 |
10 | 入り日を溜めて水面ゆれ 有三 |
晩秋の薬師池公園の蓮田は西日を受け輝いていました。 |
11 | 観梅や 見上げる笑顔恙なく 小鈴 |
府中の森公園にて。梅を見上げている皆さんの笑顔!美しいものを見るとやはり優しい笑顔になりますね。 |
12 | 花の上蜂の憩へる 紫苑かな くに |
我が家の庭の紫苑が満開になり、よく見ると蜂が堂々と憩う。 |
13 | 紅葉の色に消される 宮の赤 隆夫 |
南足柄市大雄山最乗寺の秋。 |
14 | 藤を背に編み傘の人 うなじ白 隆夫 |
亀戸天神様の藤の花をバックにうなじの白さが際立つ? |
15 | 夕焼けを背に佇みて 橋の上 隆夫 |
相模川の藤野駅付近。山川の夕焼け幻想 |
16 | 駅前は花と緑や 老いの町 隆夫 |
玉川学園の駅前の花壇付近。時は春。人は老人多し。 |
17 | 旅人にひのき移り香 木曽の秋 牧紀 |
SNM旅部会、秋の旅の一コマ。 赤沢森林鉄道が木曽杉、檜の林を縫って行く。香りを胸一杯にーーーー。 |
18 | 一日が長し短し めだか飼ふ 淑如 |
ぼんやりとメダカを眺める1日は、長いような短いようなーーー? |
19 | 光射す染まらぬ葉あり 冬紅葉 淑如 |
玉川学園、近所の公園にて。光の中に浮かんだ紅葉は幻想的でした。 |
20 | あれそれで話す友あり 秋日向 淑如 |
六義園にて。公園で楽しそうに話している人たちも私と同じように「あれそれ」で話しているのかな? |
21 | 鮮やかに咲くも憂ひの 返り花 ゆきお |
遅れて咲いたのか、先取りで咲いたのか? |
22 | 同じ夢追ふ虎の尾の 同じ向き 未来 |
谷戸で出会った虎の尾の群生に感動。しかも同じ向き! |
23 | 渾々と湧く水に添ふ 石蕗の花 未来 |
国分寺、殿が谷戸公園の湧き水に寄り添う石蕗の花と紅葉の好対照。 |
24 | 水面かな 未来 |
小石川植物園にて「ナンキンハゼ」の落ち葉が池の水面に描く絵模様。 |
25 | 別れ惜しむ |
国分寺、殿が谷戸公園にて。 |
26 | 古池に沸く歓声や 春兆す ゆきお |
子供らの声はいつも楽しい。春休みの解放感は春を呼ぶ。 |
27 | 駅降りて匂ひが誘ふ 夏祭り ゆきお |
お囃子もさることながら、昔からの匂いあっての夏祭り |