10 月 例 会

                                          

  開催日時 2012.10.9(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7 

   兼題:   
「自由

   概要:    今月は、
「自由題」にて 投稿作品を募り、これらをまとめて和気藹々の
         披講に供した上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。
         尚、9月展示会の反省と10月の吟行会について纏めを実施しました。




写真俳句短歌



 あの人の笑顔見守る展示会
      労作力作皆で語らふ   紀舟


亡き人の 笑顔にかすむ 九月展   牧紀


里の秋 伏し目にしみる 朝日かな   希由

脆き身に 今日ものぼりぬ 秋の朝  希由



コスモスも 縁くれないに 染め上げし 鶏肋


夏の宵 ビルを衣に スカイツリー  鶏肋


浅草の レトロな床屋 涼しげに   鶏肋


 喜寿超えて痛い、シンドイ重なって
         豊かな老後嘘八百  鶏肋


 来し方に山門の脇彼岸花
     引きずる足に父母を思うか  鶏肋


 北口を出れば茜の空見えて
      我が家の扉未だ遠き道   鶏肋



 逞しき芙蓉にすがる蝉ありき
      長生きしたし我れ共感す  水白


暑さ増す 命短し 蝉の声      水青


さざなみの 光る水面や 鴨来る   


秋彼岸 古里遠く なりしかな    


天上の 父母恋し 彼岸花      


蒼天や 色なき風の 吹き渡る    


童心に 返るひととき 木の実独楽   


ご先祖の 見守る畑や 曼珠沙華    小鈴


山里の 畦ひとりじめ 彼岸花    小鈴


食べ頃を 鳥先を越し 熟し柿     小鈴


鯖雲に 負けじと背伸び 九輪塔     小鈴


野分まえ 月の光りの 静かなり    小鈴

 
子供らの リュックの重さや 秋さやか  ゆきお


秋風や 段菊の輪を 通り抜け      ゆきお


畦道に 紅き揺らめき 曼珠沙華    有三


年輪の 紡ぎし日々に 秋思ふ     有三


釣舟草 風の揺らぎに 任せけり    未来


肩寄せて 絆確かむ 彼岸花      未来


里山に 秋成りたての 空の色     未来


(せわ)しなく 止まりては飛ぶ 赤とんぼ  未来


秋の陽に 張り巡らせし 千の糸    未来


池の面 色とりどりに 映しけり    和子


草紅葉 山肌染めて 秋の空      和子


空澄みて 艶濃きいろや 女郎花    和子


畑仕事 暮れて見上ぐる 秋夕日    牧紀


名月に ほお明らめて 月見草     牧紀


大欅 台風一過の 陽を散らす     牧紀


 峪もみじ山地もみじの輝きて
        乗鞍岳の天空に映ゆ   紀舟


 (たま)さかの山の実りの時をえて
       紅葉に埋まる乗鞍に会ふ  紀舟


(バスの窓ガラスの反射、容赦乞う)
天空に 紅葉捧げる 山で在り     牧紀



恙無き 秋のひと日の 茜雲      くに


彼岸花 故郷の畦を 思ひけり     くに


秋蒔きの 芽生え輝く 雨上がり     玲子


乱れ咲く 野分の後の 笑い声      玲子


佇めば 一筋の風 水澄めり       玲子


漕ぎ行かな 釣舟草の 雨の中       玲子


山愛す 君に手向けむ 彼岸花      玲子


何思ふ 赤じゅうたんの 曼珠沙華    いけ


かろやかに 蜻蛉とまりて 枝の先    いけ


(ヘクソカズラ)
このカズラ 早乙女花ぞ 似合いけむ   いけ




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