6 月 例 会



  開催日時 2012.6.12(火)  9時半〜12時         

   兼題:   
「新緑又は自由

   概要:    今月は、5月16日(火)のSNM指とま「小山田緑地散策
」も加え、
          投稿作品をまとめ、和気藹々の披講に供した上で、 同好会HPの
          「兼題,例会コーナー」にアップしました。
           尚、「小山田散策」は同好会HPの「その他欄」に分けて、アップ
          しました。




写真俳句短歌



芽吹き時 楓も青し 紅染めるまで  鶏肋


 初夏の風硝子格子に遮られ
       悲しく偲ぶ四川の山河  鶏肋


  薔薇園に集う人々好みも夫々
        薔薇も色々人も色々   鶏肋


謝々(しぇしぇ)と つつじ目指せり 異邦人    学


新緑や リュックに句帳 にぎり飯   学


大手濠 青葉の色と なりにけり    学


草長けて 小暗き松の 廊下跡     学


腰しづめ 何見つけしや かきつばた  学

緑映ゆ 吾に青春 あるごとく     学


朝日差す 夏のひと日の 始まりぬ   くに


水底に うつす新緑 鯉の影      くに


 老愛犬「別れは辛い」言う我に
   「そうかな」一言連れ行く人は    水白


木蓮や 静か沁み入る 白さ哉      水青


遠き日の つもりで眺む 蛙とり     有三



花芯立つ 武士の一分 花菖蒲      有三


千二百 群れ泳ぎてや 鯉幟       いけ


躑躅もえ 錦織りなす 寺の庭      いけ



万緑の 多摩の里山 歩くかな      
いけ


黄昏に 想ひを馳せる 月見草      未来


新緑や バスの時刻に 間に合はず    未来



ジャスミンの 落花は道面 装えり    仁昭


寄せ付けぬ 蛇結茨の 黄色かな     仁昭


万緑を 貫くリニア 時代かな      牧紀


天城路や 新緑滴る 尾根の風      牧紀


 山里の路傍に咲ける汝はあざみ
        心の花と思い知らるる   紀舟

                   (南地区懇親会の合唱「あざみの歌」を思いつつ)

青春の あざみの君や 夢の中      牧紀


春夏の 緑交えて 錦かな        玲子


ふりむけば 若き面影 紫蘭咲く     希由


さわさわと 新緑わたる 鄙の風     希由


光る実を 遠巻きにして 鳥歌ふ     希由


鶯の 声に送られ 急ぐ道        和子

里帰り 青葉の光る 八十路(やそじ)かな     和子


若き日を 過ごせし庭に バラ一輪    和子


五稜郭 列島最後の 桜咲く       吉夫


掘割を うずめつつある 花筵      吉夫


皐月空 幕府終焉の地に 船眠る     吉夫


親子兄弟 いろいろ揃う 桜絵馬     吉夫


 五月晴れフェミカン学会サンフォルテ
         眼差す先は被災地・女  名無子


 どくだみの真白き十字冴え返り
       謀りごとのみの時代わらう  名無子


    あれでいい・そうであったか・でも違う
         メビウスの輪の巡って無限    名無子


   雨の日の手仕事ひとつ木の芽味噌
         朝餉・弁当ほろほろ苦く  名無子


  母の手の優しさに似し朴の花
        甘き香りと包み込む愛   小鈴



万緑や 山は行列 人の波        小鈴


ゆったりと 時流れゆく 薄暑かな    小鈴



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