8 月 例 会

                                          (鶏肋さんの暑中見舞いから)

  開催日時 2012.8.14(火)  9時半〜12時         

   兼題:   
「自由

   概要:    今月は、
「自由題」にて 投稿作品を募り、これらをまとめて和気藹々の
         披講に供した上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。




写真俳句短歌



塔のある 小さな町の 夏祭り    未来


鳥海山 望みし原の 黄菅かな    未来


湿原に 雪渓抜ける 風のあり    未来


月山の 池塘に映る 雲の峰      未来


夏の海 見守る 十六羅漢像     未来



香具山に 落水の音 梅雨明けて  鶏肋


風鈴の 響きも熱し 昼下がり  鶏肋


波乗りや 友と興ぜし 日は遠し   学


波荒き サーフィン日和 由比ヶ浜   学


夏惜しむ 七里ヶ浜の 父子(おやこ)かな    学


出勤や 祭りの後の 匂いかな     ゆきお


鯉どもも 競って駆け込む 片日かな  ゆきお


水音に 心安らぐ 小滝かな     くに


海凪て 鴎も憩う 夏の朝      くに

 能登の海沈む夕日を眺め居て
     過ぎ来し方に思ひを馳せる    くに


 彼嘆く胃がん手術を示しつつ
     何も悪きをせざるに如何に    水白


 雪解けて綿帽子脱ぐ(ぜんまい)
        息吹や匂ふ春の告げ草  水青


灼け大地 象の家族も 水を飲む       いけ


飛沫(しぶき) エンジェルフォール 天に消ゆ   いけ



大地裂く イグアスの滝 水煙る       
いけ



 神倉の宗家伝へし香山(かごやま)
       書院造りに回遊庭園   紀舟


香山(かごやま)園 文人好みや 夏を訪ふ      牧紀


炎昼や 二人の世界 池の中      牧紀


築山も 巡る池泉も 灼くる夏    牧紀


立ち上がる なでしこの花 愛でにけり  玲子


露草や 片イヤリング 落しけり     玲子


幼子と 見上げる帰路に 合歓の花   玲子


青柿の 葉陰に在りて なお青し    玲子


中空に 突如花野の 現れり      玲子


向日葵や 日の出の早き 日々なりし   玲子


シシウドや 群がるアブの 夏日かな   和子


 キスゲ咲く丘より望むひと筋の
      道は遥けしいずこに行かむ  和子



駒形橋 渡りて夏の 夕涼み      吉夫


熱いなあ ウシ型古木 つぶやきぬ   吉夫


とんぼうの 暑さに赤く なりにけり  吉夫


黄泉(こうせん)へ 導く花よ 大賀ハス      吉夫


睡蓮の 覆いつくすや 山の影       小鈴


睡蓮の 覆いし水の 深き幽        小鈴


猛暑日や 人待ち顔の スワン舟     小鈴


夏木立 狛犬カーッと 睨みをり     小鈴


一瞬の 炎天あびて また闇に     小鈴


天駆ける 馬一瞬の 夏の夢      小鈴


HPに戻る

inserted by FC2 system