11月 例 会



   開催日時 2013.11.12(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7

   兼題:   
「自由

   概要:    
 当月は「自由」題で作品を募集し、 これらをまとめて和気藹々
          の披講に供した上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップ
          しました。





写真俳句短歌



 見はるかす四囲の山々豊穣の
     黄金もみじに浮かぶ如くに    紀舟


 律義なり週末かけて来し台風
      過ぎゆく毎に紅葉深まる    紀舟


思い詫ぶ 短き秋の 陽のかげり     牧紀


月光に 金木犀の 香のうつり      牧紀


隠れんと すれど現る 葛の紅      牧紀


女郎花 なよなよとして 凛として   牧紀


晩秋に 天晴れオクラの 花の時    牧紀


  思ひ出す団扇太鼓が鳴る度に
      一貫ちょいやさのよいやさっさ  隆夫


  甲板に広瀬叫びし黄海の
      波や静かに今ならめやも     隆夫


声高く 親鳥求める 雀の子       隆夫

吹き抜ける 二人の隙間 秋の風    隆夫


轟音で 秋空壊す 野暮な奴      隆夫


小田急も バイクも吾も 秋時雨    


真青なる 空の深さよ 柿日和      学


秋の陽の 背にやはらかき 古書まつり  学


買うてきし 古書の匂ひや 秋灯下    学


乙女にも 文読む秋の ありにけり    学


雨籠り 秋果かなでる ハーモニー    学


秋郊の 飛び行く先は 何処かな     水青


雨しのぎ やっと陽を見る 枯蟷螂  水青


任せとき 長く生きたや 猛暑でも    水青



水澄みて 人寄せつけぬ 威厳かな   未来


一輪の 野菊 古代の 色変へず      未来


反射炉に 韮山の秋 高くあり      未来



宵闇に 都会の貌の 冬めけり     未来


(ミシマサイコ)
測候所 裏に柴胡の 秋惜しむ     未来


敗荷(やれはす)に 子等の影なく 夕日さし  有三


紡ぐべき 言の葉何処 鰯雲       有三


ビイドロに 怪しい影の ハロウィン  有三


薔薇活けて 心ときめく 秋日和    小鈴


生徒等の 歴史も学ぶ 紅葉狩り    小鈴


花束の ごとく冬菜の 並びけり   小鈴


燃えるごと 一日終はりぬ 秋の暮  小鈴


政宗を 学びし旅よ 冬に入る     小鈴


高速道 秋空を突く 橋脚部      水白


逞しき 芙蓉に実あり 吾になし    水白


食の秋 弁当落とした 子供あり    水白


秋の午後 犬も疲れる 長携帯     水白


秋の花 子を悼む母 涙かれ      水白


聳え立つ 石山飾る 紅葉かな    くに


散り敷きて 大地彩る 紅葉かな   くに


 旧友と紅葉描きて過ぎし日の
        故郷の山思ひ出語る     くに


故郷に 良きことあれや 時雨虹     ゆきお


ぬっと出る 白木蓮の 実の紅き     ゆきお


白色の 冴へて原野の やまははこ    玲子


花の時 過ぎし芙蓉を ()しみけり    玲子


城壁を 居に温々と 猫じゃらし    玲子


秋澄むや 都会の空も 真青なり    玲子


この秋の 日和を惜しむ 一日かな   玲子



HPに戻る
inserted by FC2 system