3 月 例 会

                                          

  開催日時 2013.3.12(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7 

   兼題:   
「観梅又は自由

   概要:    今月は、SNM旅と歩きの会主催の3月5日の
「府中市郷土の森」他の
         観梅を中心に 投稿作品を募り、
         これらをまとめて和気藹々の披講に供した上で 同好会HPの「兼題,例会
         コーナー」にアップしました。



旅と歩きの会主催 府中市郷土の森博物館観梅ー3月5日

30名越えるシニアカメラ提げ

 
         声若やぎて梅園巡る




写真俳句短歌



 見はるかす府中の森の高台に
      紅白多種の梅香りをり 紀舟 


 故郷の同窓会の案内に
    梅の便りを載せて返さむ  紀舟


茶席まで 白梅香る 日和りかな  牧紀


唐梅や 風姿風格 名の如く    牧紀


朝鮮梅 這い(つくば)りし 影ぞ濃き 牧紀


梅揺らぎ 梅香り立ち 梅しずか 牧紀


(マンゲツロウバイ)

蝋梅や 如月(きさらぎ)越えて 咲くも在り 牧紀



(観梅の3月5日は虫の目覚める啓蟄の日)
  おとなしき梅の木陰の福寿草
        土の温もり啓蟄の頃  紀舟


サンシュユや 蒼天染める 黄金雲 牧紀


木の間越し 梅林ほのかに 華やぎて ゆきお


梅園に 団欒する輪の 背の丸き  ゆきお

(以上府中市郷土の森博物館)




梅一輪 二輪三輪 晴れつづく  


福寿草 咲くや娘の 誕生日   


雪降るや 兵士決起の 日は昔  


木々の青 池に写して 水ぬるむ  


見はるかす 銀座八丁 風光る   


踏ん張って 生きて八十路や 梅開く 


(長野県、白鳥湖)
凍てし湖に 水鳥群れて 鳴き交はす 小鈴


見はるかす もの動かざる 銀世界 小鈴


おお寒や 似たもの同士の 二人連れ 小鈴


受験の子 電話の声の 弾みおり  小鈴


春日和 円空仏に 会いにゆき   小鈴



春時雨 水鏡にビル 降り残し   有三


春風や ビルの隣に 富士の山   有三


嘘も好き とき過ぎて行く 春は闇 有三


水仙が 咲いたよと 妻笑顔  鶏肋


室咲きの 熱帯の花 鮮やかに  鶏肋


 我が孫がブルドックの花と笑いたり
       今は昔とパンジーを観る 
鶏肋


園児らの 声膨らみて 梅日和  未来


葉に影を 片栗の花 映すかな   未来


白梅の 蒼穹に胸 全開す     未来


向き合いて 本音ぽろりと 雛の顔 未来


歌舞伎座の 春光浴びて 初披露  未来


つんと伸ぶ 枝に一輪 春を告ぐ  玲子


梅開く 幾歳月の 幹にかな    玲子


ものの芽や 明日(あした)の幸を 願いけり 玲子


野ざらしに咲くクリスマスローズかな 玲子



不器用な 手先に生まる お雛さま 玲子




蒼天に 早梅の白 雲の白     くに


冬怒涛 父の影追う 能登の海   くに


片隅に 春の兆しを 見つけたり  くに


ときめきを 忘れし日々や 雛飾る くに


山眠る ひと際高き 送電線     水青


節分や 商売繁盛 高らかに     水青


大試験 勝ちを願いて 橋渡る    水青


冬枯れし 庭に春呼ぶ 福寿草   和子


青々と みなぎる気魄 ふきのとう 和子


 亡き恩師春の里居に訪ね行き
   在りし日偲ぶ午後のひととき  和子


桜活け 気ままも嬉し 一人かな  淑如

桜活け あらたに心 ととのへて  淑如



 なすがまま美しきかな辛し色
   隣地は水田皮膚剥がされて 名無子


 あるじ無き牛舎茫漠たれぞ染む
      線量50と針振り切れて 名無子
(基準値の10倍の放射線量)


(山木小屋小学校にて)
 山木小屋子らの声なき校庭に
   けもの遊ぶらし足跡ありて  名無子 


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