5 月 例 会

                                          

   開催日時 2013.5.14(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室1 

   兼題:   
「藤又は自由

   概要:    5月は、日本列島が花と緑に包まれるもっとも良い季節。
ゴールデン
         ウイークも過ぎ皆様ほっとされていると思います。
         当月は「藤又は自由」題で作品を募集し、 これらをまとめて和気藹々の
         披講に供した上で 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。




写真俳句短歌



かの友と 来しことありし 藤に佇つ 


高々と スカイツリーや 藤日和  


藤咲くと 吾をいざなふ そぞろ神  


くず餅や ふと吾子思ふ 列にゐて  


三宝柑 指を濡らして 食べにけり  


こらえかね あふれ出ずるや 山の藤   ゆきお


紫の 裾ひるがえし 藤すだれ     ゆきお


手も染まる 若葉照りくる 山路かな   ゆきお


藤花を 見る人僅か 塔を見る     鶏肋


可憐なり 野辺に咲いたる 桜草    鶏肋


藤を持ち 舞った娘の なつかしき   淑如


人の世へ 何か言いたげ 春地蔵   淑如


通り道 香りで気づく 大牡丹    淑如


白山吹 ひっそり光る 庭の隅    淑如


印象派に 見せたし藤の 若紫    希由

絹ずれや 軽やかに舞ふ 藤の精   希由
藤紫 ショールなびかせ 陽とダンス   希由



白藤や 若き日偲ぶ おさげ髪    牧紀


 白藤のにし日に耀ふ花房に
      白衣の尼の立ち姿思ふ  紀舟

           (鎌倉、英勝寺創立の英勝院尼を偲びて)


 白藤や扇ヶ谷に滝なして   
      緑にそそぐ淡き白波   紀舟

                    (鎌倉、英勝寺) 


山藤や 木に絡み咲く したたかさ  牧紀


春の鬱 勿忘草の ブルーはブルー  水白


春の空 忘れな草の 青の色     水白


痴呆かな 忘れな草の 名を忘れ   水白


あの人の 忘れな草を 押し花に   水白


吾が思ひ 勿忘草か その人は    水白


初夏の風 蹴ってスケート 猛練習   未来


薫風に ハンカチの木の 無垢なまま 未来


散策路 衣更へして 隅田川    未来


(しな)の木の 花翼付けて 青葉闇  未来


緑陰に 二人の距離の 何気なき   未来


藤浪の 静まりて又 寄せにけり   玲子


平成も 四半世紀や 藤の花     玲子


藤のれん 潜り 神社に詣でけり   玲子


梅は実に 孫の成長 思い遣る    玲子


頂上は 急な登りや 遅桜      玲子


風薫り みやびに揺らぐ 藤の浪   和子


気色立つ 六百畳の 藤の花     和子


朝霧に 光り輝く 藤の滝      和子


咲き誇る 藤に惹かれて 花見客   和子


芽吹く木々 富士の裾野の 若みどり 和子


行く春や 花の散りしを 惜しみつつ 小鈴


高く高く 望みは高く 懸り凧    小鈴


鯉幟 それぞれの風 捉えけり     小鈴


大凧や 風神頼みの 風を待ち    小鈴


古里の 話は弾む 笹だんご     小鈴



まなざしは 白無垢にあり 風薫る  有三


紫の 風の揺らめき 藤の花     有三


惚れてみる 十二単は 木漏れ日に  有三


千人の 花咲じじい 吉野山     吉夫


青空に 雲湧くごとく 八重桜    吉夫


芝桜 舞子が帯を 解くところ    吉夫


跳ね上げて 蹴上げておりぬ こいのぼり 吉夫


藤浪や ここは一息 つくところ   くに


木の陰に 深き色合い 鉄線花    くに


端座して 薔薇に降る雨 眺めをり  くに


風に乗り 薔薇の香届く 窓辺かな  くに


鳥帰る 苔むす庭に 居るわらべ   遊歩


大原女に 擦れ違いたり 春の夢   遊歩


蒲公英の 綿毛に託す 夢はるか   遊歩


屋根替の 茅投げ上げる 重さかな  遊歩





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