7月 例 会

                                          

   開催日時 2013.7.9(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室1 

   兼題:   
「自由

   概要:    7月第1週で関東地方の梅雨は晴れた模様。

         農家にとって、待ち望んだ慈雨もこれまで?これからは猛暑日、
         熱帯夜が続く予報。健康管理にご注意!
          当月は「自由」題で作品を募集し、 これらをまとめて和気藹々の
         披講に供した上で 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしま
         した。




写真俳句短歌




また一人 炎照の中 影残し      隆夫


 順番は不規則也し世の常に   
      抗して往くか闇のしじまに   隆夫


闘いは 蝶の世界も 人生も      水白


南米へ 都忘れや 友は去る      水白


嘆く母 梅雨明けぬ間に 逝く娘     水白


ポスターも 汗流してる 選挙かな    水白


切り花や いつまで続く 初夏の荒れ  水白


 文化遺産昔の悲哀教へらる   
        桑の実赤き製糸工場    水青



湯治場や かつて栄へし 梅雨の夕   水青


寝そびれし 朝の(まなこ)に 雨後の豆    淑如


掃き寄せて どくだみの花 捨て難し   淑如


自慢げな 夏鴬に 風の止む      淑如


雨上がり あぢさゐ寺に 人増え来   


奥宮へ きざはし上る 日傘かな    学


一山に ひびく読経や 紅てまり    学


あぢさゐの 花しべ落ちし 今朝の庭    学


田を植ゑる 無言の絆 つたはりぬ  未来


信号を 渡りし角の 合歓の花    未来


月の雫貰ひて トマト 熟れにけり   未来


蛍袋 覗けば虫の 棲家なり     未来


瓜の花 今朝も雄花の 散り急ぐ    未来


黒百合や アイヌコタンの 木彫り買ふ   玲子


山清く 野あやめに会ふ 旅の朝    玲子


睡蓮や こよなく匂ふ 羊どき     玲子


心放つ 流れとどろく 夏の川     玲子


緑濃し 国後島の 遥かなる      玲子



(写真は衣川さんご提供)
花やいつ はや梅の実の 香るかな   牧紀


梅の実や 花の昔の 香り込め     牧紀


 花凌ぐ香り溢るる梅の実や   
     とろりと旨き美酒となるらむ   紀舟

梅の実よ 香り抱きて 御酒(みき)となれ   牧紀


梅雨荒れて 悲喜交々(こもごも)や 空の色   牧紀


立ち葵 頂点めざし 咲き競ふ     牧紀


  眼にしむる花の強さや唐菖蒲
      咲ききる覚悟花芯に込めて   紀舟


虹色の シャボン玉飛ぶ 梅雨晴れ間   小鈴


ザリガニや 親子の絆 深めけり    小鈴


河骨の金鈴 水面に ポッと咲き    小鈴


山百合や 水面に映る すがた愛で   小鈴


浜木綿の 内緒話や あのねのね     小鈴



思ふこと 額紫陽花の 薄模様      有三


遥かなる 昭和はにじむ 夏帽子     有三


蓮の葉の 緑優しき 梅雨晴れ間    吉夫


早乙女が 束ねて切りぬ 花菖蒲    吉夫


唇の 厚き女よ 赤き薔薇       吉夫


白く生まれ 朝は桃色 月見草     吉夫


青鷺の 孤高のままに 立ち尽くす   吉夫


雲間より 月影こぼる 梅雨晴れ間   くに


夏草や 故郷の野辺の 遠くあり    くに


ひとときの 梅雨晴れ草木 輝かす   くに


左見右見(とみこうみ) 雀餌食む 梅雨晴れ間   くに


緑陰や 声より高し 駒の音      ゆきお


歓声は 季節の扉 水遊び       ゆきお


陽を浴びて 白一面の 山ぼうし    和子


心なし 雨欲しげなる 額の花     和子


むなしさや うつしみの世の 七変化   和子






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