10月 例 会




   開催日時: 2014.10.14(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7

   兼題:   「秋の七草又は自由」

   概要:     当月は、「秋の七草又は自由」題で作品を募集し、これをまとめて披講に
          供した上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。
          尚、当日は台風19号の接近で、9月展示会の反省会を兼ねた大昼食会は
          中止としましたが、台風一過の晴天となったため、ささやかな昼食会を催し、
          懇親を深めました。


写真俳句短歌




   この会も八(たび)重ね継続の
        力溢るる展示となれり    紀舟



盛り花に 秋を飾りて 展示会      小鈴


秋夕日 展示を暑く 照らしをり     牧紀


秋を盛る 花と見つめし 展示会     牧紀


古九谷の 壺に溢るる 秋千草      未来


(以上9月展示会から、尚、詳細は展示会をクリック)



芒招く 空も心も 抜ける青       牧紀


禍々(まがまが)しまでの葉群らに 葛の紅      牧紀


通り抜け 萩の安らぎ 残りをり    牧紀


青空に 黄色満面 女郎花       牧紀


藤袴 我が丈過ぐる 立ち姿      牧紀


  桔梗咲く何故か寂しき藤紫に
          思ひ重なる紫の上   紀舟
              
(源氏物語より)


  小滝落つ苔むす岩に吹く風に
         戯れ咲けり山杜鵑草   紀舟


薬師池 巡る出会いや 秋あかね     牧紀


子供等は 紅葉なしとて 京の秋      ゆきお


滑らかに なお裾ゆらす 秋の風      ゆきお


婚約の 整いし日の 秋桜       未来


吾亦紅 素知らぬ顔の 別れかな     未来


青空の 一切占むる 花薄         未来


在りのまま 谷戸いちめんに 野紺菊   未来


ゆれる穂に ひとり遊びの トンボいて  淑如


足もとに 残れし萩が 顔を見せ     淑如


柿日和 故郷の子ら 笑み思ふ      淑如


苦瓜の ほんのり渋さ 涼を呼ぶ     水青


夏祭り 過ぎし日 舞台 静かなり     水青


向日葵や 我にも分けよ その元気    水青


花と葉が すれ違い咲き 万華鏡     水青


叩いても 素知らぬ振りの 案山子かな  有三


風誘ふ いろいろに咲く 秋桜      有三


向こう岸 三途の川の 彼岸花      和子


柿落ちて 末枯れ(うらがれ)の庭 音もなし    和子


  折々に植えし花愛でいとおしむ
      年経て朽ちるビア樽かなし    和子


賑いし 秋の七草 咲きし庭      小鈴


図書館に つづく裏道 秋の花     小鈴


寂しげに 十月桜 咲きにけり     小鈴


真っ直ぐに 山門抜けし 暮の秋    小鈴


水嵩を 増して渦巻く 台風過     くに


雨受けて 色鮮やかに 杜鵑草     くに


一輪の 赤きダリアに ときめきぬ   くに


新米来 亡き父母を 偲びけり     くに


浜菊の 白さひと際 今朝の庭     くに


爽やかや 棚田の風の 匂ひくる     学


稲架(はざ)一基 小さき棚田の 実りかな     学


藁塚を 遊び場として (わらべ)たり       学


耳底に 残る木遣りや 秋祭り     学


法被(はっぴ)着て 子ら加はりぬ 秋祭り      学


秋祭り 漁船幟を はためかす     学


朝まだき 鳶滑空す 宿の秋       学


丹精の 芙蓉談議や 理髪店       学


句作して 何やらゆかし 藤袴      玲子


国遠し 飛ぶをためらふ 草の(わた)    玲子


虫の音の 間延びて愁ふ 世の惨事    玲子


台風の 進路気になる 地神かな     玲子


野に遊び 齢忘れり 曼珠沙華     玲子




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