2月 例 会




   開催日時 2014.2.11(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室1

   兼題:   
「自由

   概要:    
 当月は、自由題で作品を募集し、 これらをまとめて披講に供した
          上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。
           尚、例会終了後、旧暦に則り(?)新年会を催しました。


写真俳句短歌



蝋梅や 漂ふ薫りに ぬくもりぬ     有三


水仙の 古木の影に ここかしこ     有三


春めくや 夢を抱きて 空へ飛べ     有三


溜まりの場 人なく広し 冬の暮     牧紀


越年の 風雨の跡や 曲がり葦      牧紀


  真冬にも枝に残れる毬栗(いがぐり)
        地雷の悲劇思ひ遣らるる  紀舟



蝋梅の 黄色に染まる 街の風      牧紀


  青空に香り放てる紅梅を
       見上げる我に春のこぼるる  紀舟
 


池の面に 青鷺の影 揺れていて     隆夫


木漏れ日の 庵に続く 石畳み      隆夫


大寒に サボテンの花 咲きにけり    隆夫


年明けも まだクリスマス 無宗教    隆夫


寒椿 ただ二輪咲く 部屋の中      隆夫


春うらら 象は菩提樹 恋しがる     未来


東風の波 引力のまま 時を待つ     未来


蝋梅に 飛び込む虫の 戸惑へり     未来


節分会 何故か愁ひの 鬼の面      未来


 雪割草 ひかり抱きて 咲きにけり   未来


参詣の 順待つ人や 鬼やらい      


豆撒きや 第一声は 男より       学


「福は内」今年の福を 掴みけり     学


客寄せる 売り上手あり 達磨市     学


初雪や ユトリロ描く 街となる     学


雪ふりて 手足凍える かるわざよ   水青


冷たかろ 愛車いたわる 大雪に    水青


どか雪や リズム体操 こうべ垂れ   水青


贈られし 八十路の祝ひ 春の色    和子


逝きし人 偲びて届く 水仙花     和子


クリスマス ママと一緒に 主人待つ  水白


正月は 唯らしくなく 過ぎたるか   水白


冬空に 柿の木切られ なお寒し    水白


冬寒し ピンク一輪 駐車場      水白


柿かなと 見紛ふばかり 冬トマト   水白


うろうろと 小春の歩み 当てもなし  ゆきお


成人式 集う晴れ着の 緩さかな     ゆきお


小春日や 波の音なく 人語あり     ゆきお


健康を 願いて集う 初(やしろ)       小鈴


役終へし ダルマ積まれて 春来たる   小鈴



達磨市 火打ち手打ちで 春迎え    小鈴


かたくなに 蕾とじたる 冬薔薇    小鈴


 若人の姿見えぬ縁日に
         粋な老人集いし巣鴨   小鈴


朝まだき 空に隈なし 寒の月     くに


蝋梅や 亡き友の癖 思ひ出す     くに


友の声 振り向く先に 藪つばき    くに


ゆったりと 鯉の泳ぎや 日脚伸ぶ    くに


雪が降る 故郷の友を 思ひけり     くに


お茶室の 入り口狭し 実南天      玲子


紅く燃ゆ 山梔子の実に 足を止む     玲子


百両や  烏の見張る 山の中      玲子


氏神の 裏山灯す 藪つばき       玲子


炭焼の 匂ひ漂ふ 町に住む      玲子


梅花藻も 冬の眠りや 柿田川      牧紀


  柿田川源流に立ち清流の
       遥かに注ぐ駿河を望む  紀舟


  悠久の時を閉じ込め濃き碧の
         柿田の伏流駿河を洗ふ  紀舟



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