6月 例 会




   開催日時: 2014.6.10(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7

   兼題:   「菖蒲又は自由」

   概要:     当月は、「菖蒲又は自由」題で作品を募集し、 これらをまとめて披講に供した
          上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。


写真俳句短歌



菖蒲活け 友待つ(あい)の 時静か     淑如


夏の香や あの日のままの わが思ひ  淑如


どくだみの 咲いているよと 香り立ち 淑如


夏空や 宇宙帰還の (しらせ)あり     淑如


  芹が谷の湧水池の黄菖蒲に
      今年も暑き夏を予感す    紀舟


  薬師池菖蒲花咲く頃となり
      写真家群れて画家も溢るる  紀舟


白無垢の 菖蒲に清き 思ひかな    牧紀


菖蒲田に 光源氏の むらさきも    牧紀


水車小屋 菖蒲の似合ふ 頃となり   牧紀


古民家の 萱葺き屋根に 初夏匂ふ   牧紀


   もみじ葉や朝の光に洗はれて
       目にしむばかり緑したたる  紀舟



荒れ庭に 咲きし一輪 杜若(かきつばた)      隆夫



藤の花 江戸紫に 色香る        隆夫


男橋 今は幻 五尺藤          隆夫


歴史担ふ アンネの薔薇の 香るかな  未来


手延ばしても 届かぬ想ひ 朴の花    未来


夏の蝶 堅きしがらみ 脱ぎ捨てよ    未来


月見草 夕日の色に 染まりゆく     未来


閑かさや 天空に咲く 月見草      未来


花菖蒲 ケータイ耳に 誰を待つ    


夕闇や 留守の隣の 鉄線花       学


濡れ縁や 金色灯す 美女柳       学


草若葉 放浪猫 何処からか      水青


花人よ 心おきなく 道づれに     水青


月下美人 時をみじかに 首を折る   水青


紫に 思ひをかけし 花菖蒲      有三


浜風が 薫りを運ぶ 薔薇真紅     有三


薔薇ひらく 遥に望む 青き空      有三


剪定の 柿の木新緑 光あり      水白


撫子の 強く美し 君の如       水白


美人草 一本だけでは 淋しかろ    水白


春日和 席譲るのも お年寄り     水白


新緑の
 さあ出番なり 芙蓉の木     水白



人去りて 目に冴え冴えと 走り梅雨    ゆきお


夕映や 人無き田圃の あまり苗     ゆきお


万緑や 倦む事なきの 子等うたげ     ゆきお


芍薬や 花の命の 短くて         小鈴


青嵐 観音の旗 はためかせ        小鈴



キャンバスに 若葉青葉を とどめ置き  小鈴


花菖蒲 花びら揺らす 風かすか     小鈴


蜜蜂の 渡りあるくや 花の芯      小鈴


名も知らぬ 花に出会いし 夏野かな   くに


紫陽花や 紅ほんのりと 開きをり    くに


畦道の 桑の実日々に 色を増し     くに


石垣に 咲く十薬の 白き苞     くに


年々の 楽しみ開く さくら草      玲子


居を構へ 三十年の 牡丹かな      玲子


郭公や 田に源流の 水清し       玲子


旅に見し かの浜茄子と 再会す     玲子


色づきつ ブルーベリーや 雨しとど    玲子




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