9月 例 会




   開催日時: 2014.9.9(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7

   兼題:   「自由」

   概要:     当月は、恒例の展示会の準備もあり「自由」題で作品を募集しました。
          比較的作品は少なめですが、これらをまとめて披講に供した上で、 同好会
          HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。


写真俳句短歌



落ち鮎を 焼く老人の 手のごつし   淑如



簗の昼 塩ふる落鮎(あゆ)の 串ならぶ    淑如


虫なくや 寝そびれし夜 友思ふ    淑如


風通り しばしの安堵 秋刀魚焼く   淑如


  学園の稲にも長雨憂い在り
      黄金の薄く粒も少なし   紀舟


  多雨好む花には恵みの年なれや
      宗旦むくげ鮮やかに咲く  紀舟



雨粒の 重たや柿の 未熟なる      牧紀


異常気象 神輿も児童(わらわ)も 恨みをり    牧紀


三回忌 身にしむ声や 秋の蝉      牧紀


すすきにも 赤毛のアンの 生まれけり  牧紀


真新し 秋の地蔵の よだれかけ     ゆきお



新涼に 乗って下界を (うそぶ)きぬ      ゆきお


新涼や 来年までの 布団干す      ゆきお


語り合ふ 二つのグラス 秋ともし  未来


俯きて 蓮華升麻の 霧の中      未来


大地への 息吹き新たに 秋の畑     未来


萩のアーチ 進みし先の 写真展    未来


木漏れ日の 緩やかな径 杜鵑(ほととぎす)      未来


秋思ふ 鴫立つ澤の 西行碑      有三


ギヤマンに 金魚はゆらり 江戸の涼  有三


たくさんの 涙流して 夏去りぬ     小鈴


蜩や 友逝きて早や 十三年       小鈴



他よりは 少し背伸びの 秋桜      小鈴


夕暮れて おしろい花の 匂ふ道     小鈴


イタリアの 旅の思い出 凌霄花     小鈴


小鳥来て 夫婦の会話 一つ増え    くに


ひしめいて 金魚の宴 江戸の涼     くに


野の花を 挿して窓辺に 秋を見る   くに


新涼や 身に沿ふ風の 今朝の庭    くに


行き合ひの 空の高さや 涼新た     くに


初栗を 三つ拾ひて 土産とす      玲子


昼顔や 睡魔の襲ふ 昼下がり      玲子


新涼や 透ける空あり 檪林       玲子


急行の 通過駅なり 蓼の花       玲子


赤い実を (ちりば)め高し 山法師     玲子


秋すでに 銀座八丁 雨の中       学


新涼や 声みだれ飛ぶ 子規球場     学






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