2014年 新年写真俳句短歌集


 

謹 賀 新 年


平成26年は「アベノミクス」に期待し
「経済、財政再建」の先駆けの年に
なることを祈念します。

同好会も8年目に入ります。
不易流行。
これまで培った「和気藹々」の基本動作に加えて、
今年は新たな一歩を踏みだす変化の年に !!

本年も宜しくお願い申し上げます。


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俳句 写真 備考、コメント等
元日の

 千代田の宮居

     緑なり

       隆夫 「宮居」がいかにも古めかしくて良いですね。
我が町は

  明かり淋しい

   クリスマス

       隆夫 玉川学園駅前のイルミネーション。
「聖夜」には相応しいのでは?
計画なく

 如何しようかと  

      初詣

       隆夫 先ずおみくじで今年を占う。
それからだ、それからだーーー。
年の瀬や

 寒さに堪えて

   明日を待つ

       隆夫 表参道のイルミネーション。
夜遊びは控えて、明日に備えて下さい。
獅子舞に

 泣く子もありぬ

     宮参り

        学 やっぱり怖いよね!
踊り手の
 さすてひくて
  差手引手 や

     初神楽

        学 何とも可愛い仕草が、お面に合っていますね。
富士霊峰

 一礼をして

     初写真

        学 世界遺産の富士山。
「一礼をして」皆様見習いましょう
雪富士を

 見んとて妻よ

   ころぶなよ

        学 皆「転びやすいシニア」。お互いに気をつけましょう。
初詣

 今年は多き

     願い事

        学 歳とともにあちこち不協和音がーーー。
神様今年も「あちこち」よろしくお願い申し上げます。
初日の出

 真正面より

   突き抜くる

       未来 真正面から初日を浴びて、今年も頑張ろう!!
厄除けの

  輪くぐり三度

      初詣

       未来 町田天満宮の初詣。
これはご利益がありそうですね。
越前の

  水仙匂ふ
   くりや
    厨 かな

       未来 香りの強い「越前水仙」は厨に最適?
賑やかに

 好き嫌いあり

     節料理

       未来 今時の若いもんは(?)好き嫌いがはっきりしている。
公園も

 春めく色の

    模様あり

       未来 花模様が春を呼ぶ。
でも今しばらく、寒さが続く。風邪にご用心。
ねぐら何処

   羽根も重かろ

     寒の空

        水青 鳥たちも暖かいねぐらを目指して、急げいそげーーーー。
師走街

   我も乗りたや

    スカイツリ

        水青 スカイツリからの東京の冬景色は最高。勿論、富士山を見たい。
陽だまりや

   愛寄り添いし

     谷戸の畔

        水青 色合い、大きさ加減が夫婦にピッタリ。
添い具合、離れ具合もーーー。
銀屏風

 車窓から飛ぶ

   まぶしさか

        水青 面白い写真ですね。
新年の

 宿る公孫樹の

    薄明かり

       牧紀 神社の境内の公孫樹に新年の薄明かり。今年も穏やかな年明け!!
孫の来て

   正月の来て

   過ぎにけり

       牧紀
あっという間の正月でした。
当分孫の天下が続く?
新年の

   新宿の空

    真青なり

       牧紀 久し振りに明治神宮に初詣。帰りは代々木から新宿へ向かって歩いた。人通り、車とも少なく空は真青。(外人の観光客が少々)
初詣り

  江戸を偲ぶや

     富士の塚

       有三 品川神社の富士塚。
残念ながら富士山は見えない。
(昔の神社からは見えたのでしょうが)
幻想の

    光の海に

    春を抱く

        有三 読売ランドのイルミネーション。
「春を抱く」が幻想的?
明星や

   天に戴く

    冬の月

       有三 同上。宵の明星と月が一直線に。
(アーケード中央上空に明星あり)
隅で待つ

   獅子の出番は

    あと二日

       ゆきお 今日は、まだ30日。正月の出番まであと2日。立待の獅子。
笛吹けど

   どこ吹く風の

      獅子頭

       ゆきお 近所の杉山神社の神楽殿。新調の獅子頭は素知らぬ顔。
こども何処

    風雨枯れ葉

     遊具かな

        水白 時雨の後の公園の寂寥。
やっぱり子供の声が聞こえなくっちゃ!
秋夕べ

   陽が消えてゆく

    消えてゆく

        水白 晩秋の夕日はあっと言う間に落ちる。
我らの人生もーーー?
母のため

   銀杏いっぱい

     集めしか

        水白 晩秋の夕暮れ時、シニアは亡き母の思い出に浸る?甘く、切なく、懐かしく。
雑踏の

   街にも秋の

     空があり

        水白 町田駅前。秋の空が絵のようにーーー。
こつこつと

   女性の靴音

     冬の風

        水白 木枯らしの音とヒールの音。成程合っていますね!
飛び立つか

   気をもむ秋の

        池の鴨

        水白 結局、飛び立たなかった由。
中々良い写真ですね。
思わずに

   頭の下がる

    初日かな

        くに 初明かり。今年も感謝の気持ちをいつまでも忘れずにいたいですね。
何処かに

   雪の降るらし

    今日の空

        くに 時雨を呼ぶような寒い薄曇り。
何処かで雪が生れてるーーー。
山の端に

   光残して

    冬入日

       くに 庭先から、こんな風景が見えるなんてーーー。
雲の色が絶妙!
二つ三つ

    蕾開きし

     冬の梅

        くに 日当たりの良い所では、もう梅の花が咲きだしているのですね。
何処かで春が生まれてるーーー
みかん剥く

    後ろ姿に

    老いの影

        くに 少しづつ前かがみにーーー
気をつけなくっちゃ!
元旦や

   初風に舞ふ凧

     うれし

       和子 元気な凧で、今年も元気にーーー。
僥倖に

   巡り逢いたし

       初詣

        和子 初詣が恙無くできる幸せにもう出会っていますね!
初詣

  高尾山頂

   富士晴るる 

        玲子
今年は新年早々富士に会える僥倖!
今年も「富士山の見える山々」に上りたい?
白髪を

  乱して鬼女や

     初登山 

        玲子 実が割れ冠毛を持った種子(写真)が飛ぶ姿を鬼女が髪を乱して山歩きしている姿にたとえた。

「キジョラン」はガガイモ科のつる植物。
ほつほつと

    事の始めや

      猫柳

       玲子 猫柳の膨らみ始めが良いですね。
高木より

    福良雀に

    呼ばれけり

         玲子 福良雀と会話が出来て良かったですね。
彼是と

   白さざんかの

    ひとつ咲き

         玲子 白山茶花の清楚な美しさに驚く!
輝かし

  年を願ひて

     初詣

       小鈴 輝く新年でありますように!
初詣

   梅のつぼみは

    まだ硬し

        小鈴 でも、梅の春はもうすぐそばまできている?
若者の

   夢かなへらむ  

     去年今年

        小鈴 昨日は成人の日。若者に期待!
朝戸繰り

   冬の息吹きを

    胸に詰む

       小鈴 冬の寒気を吸い込み、今日も一日が始まる。出発進行!
初空や

   風よとどまれ

     わが凧に

        小鈴 家族の背中に幸せが宿っている。
凧は、順風満帆。



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短歌 写真 備考、コメント等
年の瀬に

 皆忙しく

  明日支度

 わが身独り

  唯当てもなく

      隆夫 東から陽はまた昇る!
今年も忙しくなるか?
初明かり

 心身深く

  沁みわたり

  吾鞭打たる

     午年明けて

      紀舟 町田から成瀬方向の初日の出を見る。
午年に因んで新たな挑戦を肝に命ず!!
百万の

 老若男女

   黙々と

 明治神宮
   
   穏やかな晴れ

       紀舟 明治神宮は、政治的問題なく穏やかな三が日。
初詣

 明治は遠く

  在りにけり

  三歩進んで
   
    何時また三歩

        紀舟 参拝者は相変わらず多く、参道は長い渋滞。でも、秩序正しく、小さな子どもも、老人も全く安全。日本の良い伝統!
青鷺の

 水澄みわたる

  瀬に立ちて
   
    初明かり浴ぶ

     静謐の中

        紀舟 境川のほぼ同じ場所に昨日も立っていた。動かざること林の如し!
翡翠の

 沈思黙考

  動かざり

  異常気象の
    こぞ
     去年を思ふか

        紀舟 餌もとらずじっと止まっている。
どこか淋しげ。増水で子供を失ったのではと思ったりーーーー?
冬枯れの

 雑木林を

  見上ぐれば

   光さし込み
     
      寒椿咲く

        和子 寒椿の健気さ、気高さが伝わってきますね。
飯守の

 鎮守の森に
   
   萌え出ずる

   寒の早蕨

   冬陽ざし射す

        和子 「寒の早蕨」に温かさを感じますね。

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