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１０月 例 会 |
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| 開催日時： ２０1５．１０．１３（火） ９時半～１２時 場所： 生涯学習センター学習室６ 兼題： 「名月又は自由」 概要： 当月は、「名月又は自由」題の作品（第一部）に加えて、事前にお知らせした 課題写真「芹が谷公園朝の木漏れ日」に関する作品（第二部）を併せ募集し、 これらをまとめて披講に供した上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」に アップしました。 |
＜写真俳句短歌＞
＜第一部＞
秋の浜 静もりて富士 遥かなり 未来
漁船発つ 水平線まで 秋の潮 未来
語りたき 母十六夜の 月に棲む 未来
潮の香も 一味添へる 秋の朝 未来
（沼津御用邸にて）
秋麗や 別邸臨む ティールーム 未来
雲隠す 十五夜の月 部屋に出し きよし
燃へ尽きる 覚悟の紅や 曼珠沙華 きよし
ファッションショウ 抜け出たままに 案山子立つ きよし
秋雀 人気車だけに 乗りたがり きよし
いつ着くや シルバーウイーク 帰り道 きよし
先ず心 真白にして コスモス描く きよし
お裾分け 子らに送りぬ 里の梨 学
美術館 出れば池畔は 秋の声 学
金木犀 愛でて銀座へ 医者通ひ 学
行く秋の 銀座通りの 父子かな 学
風呼んで 萩は大波 小波かな 学
怪しげに 赤く輝く
天高く 川沿ひ走る 平和あり 淑如
惜しむ秋 町田に響く エーサ節 淑如
思ふまま 野にある如く 秋を盛る 淑如
大道芸 積まれし椅子の 野分かな 小鈴
マジックショウ 子ら賑わいし 秋暑かな 小鈴
（北海道遠軽”太陽の丘えんがる公園のコスモス園”にて）
コスモスの 香ほのかや チョコレート 小鈴
ハロウィンの 出番待ちたる 大南瓜 小鈴
群雲に たはむる月と
中秋の 名月毅然と 雲を出ず 牧紀
| 秋の日の釣瓶落としに昇り初む 丸々明きスーパームーン 紀舟 |
めぐり来る 戦禍憂ふか 池の鯉 牧紀
| 大地から莢の塊引き上げる 落花生獲る腰に手応へ 紀舟 |
| 紅白に黄色加へて曼珠沙華 中位なる彼岸望まし 紀舟 |
(以下、第５回ミニコンサートのおわら風の盆をみて―故小林司光さんの写真を思い出す)
うなじから たもとに抜ける風の盆 彼岸願ふや深編みの 月明かり 稲の揺らぎか 風の盆 牧紀 |
雨上がり 人影すぎて 秋兆す 有三
彼岸会に 命の鼓動 木霊して 有三
| 飛ぶ鳥も走る獣も草も木も 影だに見えず風ぞ吹くのみ 筑山 （タクラマカン砂漠の真ん中辺りにて） |
（ホータンバザールの繁栄は、カシュガルのバザールと同様千年以上の歴史を持つ由） |
| 亡き人の面影したひ今日もまた 遥か見やりつ涙にむせぶ 筑山 （シャー・ジャハンがタージ・マハ―ルを見つめたというアグラ城から撮ったもので、 画面中央にうっすらと見えています） |
一幅を 眺むるごとし 今日の月 玲子
いずこあれ 一瞬の月 雲の間に 玲子
月の夜や 月待つ闇の 街明り 玲子
秋の田の どこか懐かし 多摩の谷戸 玲子
草分けて 瀬音響かせ 秋の水 くに
| 園庭の静寂纏う 今ぞ夜明けの朝日差し来る くに |
心地よき 風に吹かれて 芙蓉咲く くに
赤々と されど寂しき 彼岸花 くに
名月を めでる命の ありがたさ 和子
枯れ蓮田 ため息混じりの 帰り道 和子
秋風の 訪ねる先へ 子らも駆け ゆきお
美術館 出ての背伸びや 天高し ゆきお
入りそこね 背中丸出し 秋の蛇 ゆきお
| 今晩は豪華に食事考えた 行ったお店は吉牛６１０円 隆夫 |
島田髪 菊の気配も 漂いて 隆夫
夢多き 幼き頃の 赤とんぼ 隆夫
スーパームーン 写真にすると ただの月 隆夫
＜第二部＞
課題写真コーナー
芹が谷公園雨上がりの朝
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