2月 例 会




   開催日時: 2015.2.10(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7

   兼題:   「節分は自由」

   概要:    当月は、「節分又は自由」題の作品に加えて、事前にお知らせした
          課題写真に関する作品を併せ募集し、これらをまとめて披講に供した
          上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。


 <写真俳句短歌


<第一部>



写し込む 川端の景 春気配      ゆきお


腹痛や 節分の豆 年の数        ゆきお


川べりに 親子はずみて 春の立つ    ゆきお


蝋梅の 雨滴に宿る 陽のひかり     未来


初不動 露天に並ぶ 達磨かな      未来


園庭に 思い掛けなき 名残雪     未来


我が胸に  棲みし邪悪や 節分会    未来


道を説く 笑顔の寒き 地蔵達      吉夫


燈籠や 雪の重さを 踏ん張って    吉夫


猫の背の 黒光りして 春近し     吉夫


不規則に 立ちて座りて 霜柱     吉夫 


こっそりと 覗いている娘 寒椿    吉夫


声上がる 仰ぐ富士山 春の道     淑如


目覚めれば (わだち)の跡や 冬別れ     淑如


二人きり 声も小さく 福は内       淑如



春隣り 雲の羊の もこもこと      小鈴


小春日の 馬もまどろむ 日和かな    小鈴


どんど焼き 浮かぶ平和な 家族あり  小鈴


雪帽子 載せて華やぐ 老い木かな    和子


一月の 空にたわわに 夏みかん     和子


 梅よりも早咲き満つる雪の華
       花より短き命惜しまる   紀舟


 天降る枯木に赤眼の雪の華
       胸に静かに淡き灯ともす   紀舟


笹竹の さらり白むや 細雪       牧紀


庭遊ぶ 八つ手坊主に 雪帽子      牧紀


 中東に捧げし血潮寒椿
      真白き沙漠に孤高の花よ    紀舟


 雪纏い蝋梅色香冷え冷えと
       彼の人の死を悼む如くに   紀舟


踏ん張って 目指すは卆寿 梅開く   学


鉄鉢に 冬日の遊ぶ 銀座かな     学


静かさや 雪雫聞く 昼下がり     学


「福は内」第一声を 臆しけり     学


雪釣りを せし日の遠し 髭を剃る   学


紅梅の 高きに咲けり いと小さき   玲子


我が先を 飛び立ちて待つ 寒雀     玲子


みかん置く 先ずヒヨの来て 喰ひばしむ     玲子


裸木の (なま)めかしきや 枝の綾         玲子


鉄塔の のぼりきったる 冬の空      玲子


寒椿 故郷の海は 時化ばかり      くに


遠き日の 思い出ともに 冬籠る      くに


紅梅や 日暮れの街に 色を添へ     くに


短日や 坂から望む 街明かり      くに


帰ろうよ もう日が暮れる 冬の舟    隆夫


冬枯れや ホームの野草 揺れ動き    隆夫


陽射し打つ 川面に映える 寒の川    隆夫


大寒や 風なく歩む 並木道      隆夫


季語は春 シクラメン咲く 一月に    隆夫


過ぎし日を 落ち葉が奏でる 奏楽堂  有三


寒風や 噴水広場を 切り取りて    有三


<第二部>

課題写真コーナー

冬の桑

冬の朝(白鷺
)




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