3月 例 会




   開催日時: 2015.3.10(火)  9時半〜12時         

   場所:    生涯学習センター学習室1

   兼題:   「観梅又は自由」

   概要:    当月は、「観梅又は自由」題の作品に加えて、前月に引き続き、事前に
          お知らせした課題写真に関する作品を併せ募集し、これらをまとめて
          披講に供した上で 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。


 <写真俳句短歌


<第一部>




授業はて このひと時や 水ぬるむ    ゆきお


水ぬるむ 竿一本の 証かな       ゆきお


訪ぬれば 紅白梅に 陽の満つる     未来
           (昭和記念公園にて)


麗かや 城凛として 独り旅       未来
       (小田原城)


嬉々として 小高き丘の 節分草     未来
           (昭和記念公園にて)

朝日さす 垣根の外や 福寿草      学


老梅の 花芽育む 力かな        学


行く春や 路地の床屋の 店じまひ    学


霞立つ 話も尽きず 湯に集ふ      淑如


義母の味 蕗味噌に(つま) 酒すすみ     淑如


ゆったりと 水車廻りし 春の水     小鈴


水温む 鴨漂ひて 午睡かな       小鈴



古民家に 少し色褪せ 古(ひいな)      小鈴


木々芽吹き 茅葺屋根も 芽吹きをり      小鈴


天空の 富士の高嶺や 春霞      小鈴


 世に出でて六十年となりし今
     子孫増やせし河津桜よ   小鈴


梅の香や 源氏の跡を 偲びをり       牧紀
            (源氏ゆかりの嵯峨清涼寺)


松が枝を 慕ふや梅の 乱れ咲く        牧紀


紅白の 梅奥ゆかし 嵯峨の寺       牧紀


梅古木 寂しき光り 捉え咲く       牧紀


草木も 和らぐ風に 霞み富士      牧紀


 まだ冬の枯れ葉色なる山頂に
     もみじ芽吹きて紅の和みも    紀舟
         
         (陣馬山頂にて)


光差し 影動くらし 水温む       有三


風立ちて 御堂に香る 枝垂れ梅     有三


又半歩 静かに歩む 雪の道       隆夫


冬晴れや 風鉄塔を 斬って抜け     隆夫


人所詮 何時かは消える シャボン玉  隆夫


 失って初めてわかる大きさに
       冬の木立に二人の影が   隆夫


ニーハオと 緑萼梅(りょくがくばい)の 香りけり    玲子


天無風 紅梅の緋の 匂い立つ      玲子


紅梅や 老木の枝 自在なる       玲子


梅が香や 幹の歳月 化石めく      玲子


早春の 調べ奏でる 水鏡        玲子


風に乗り 梅匂ひ来る 散歩道      くに


老ひてこそ 華やぎ嬉し 雛飾る      くに


老梅の 蕾膨らむ 今朝の庭     くに


春めくや 幼稚園児の 背にひかり    くに


つやつやと 福寿の頭 あさ日浴び    和子


餌求め 飛び交ふメジロ 騒がしや   和子


春の花 店訪ふ人の 迷い顔      和子


春光を 浴びて酸っぱさ まろくなり  和子




<第二部>

課題写真コーナー

三渓園

蝋梅の里




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