5月 例 会




   開催日時: 2015.5.12(火)  9時半~12時         

   場所:    生涯学習センター学習室7

   兼題:   「新緑又は自由」

   概要:    当月は、「新緑又は自由」題の作品(第一部)に加えて、事前にお知ら
          せした課題写真に関する作品(第二部)を併せ募集し、これらをまとめて
          披講に供した上で 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。


 <写真俳句短歌


<第一部>


表現の 自由と若さ 夏の浜        未来


背を向けて 恥じらひ見せる 一輪草    未来


眼凝らして 見へぬ富士見ゆ 夏霞     未来

 
ようそろと 薫風載せて 夕に発つ    未来


万緑や 船出待たるる 豪華船      未来


夕闇や つつじの紅の 深まりぬ    学


たとうれば 赤子のほっぺ 梅実る   学


一年の 今が一番 若葉風       学


それぞれの 御苑の春を 惜しみける  学


杖曳くや 人語行き交ふ つつじ山   学


外国(とつくに)と 見紛ふ家々 薔薇盛る      淑如


裏道に 光りを避けて 姫紫苑      淑如


春と夏 重ねて旅する 豪華船      淑如


何もなく 平穏夫婦 二人静       吉夫


生娘の チェリーセイジの 紅の色    吉夫


時たちて 薄れし記憶 都わすれ     吉夫


待ちわびし 季節の来たり 花空木    吉夫


苧環(おだまき)の 何を覗くか 長き首      吉夫


雪持草 慈母観音の 姿して       小鈴


しばらくは 木香薔薇の 路地となり   小鈴


きらきらと 光り跳ねるや 五月晴れ   小鈴


金蘭に 木洩れ日さして 輝けり     小鈴


五月晴れ 豪華客船 浜の華        牧紀


さあ船出 浜の緑の 風の中        牧紀


華やぎて 何故か寂しき えびねかな   牧紀


瓦塀 見越しの藤の みだれ髪       牧紀


木の芽吹き 癌細胞も かくなりや    牧紀


 草緑木々の緑の風にしみ
        緑の光り大地潤す   紀舟


若者の 踊る心や 春の海       有三


日は西に 何に寄り添ふ 月見草    有三


雨上がり 終わり菜の花 凛として    隆夫


桜五分 五條天神 朱雀舞ふ       隆夫


久能寺の 歴史を今に 藤の花     玲子


行く春や 眼裏に見ゆ 三保の富士   玲子


しみじみと さった峠や 夏蜜柑      玲子


新緑や 木々精彩を 放ちけり      玲子


風薫る めぐりめぐりて 散策路      玲子


暮れなずむ 庭に一花の 月見草    くに


侠客に 思ひを馳せる 春の旅     くに


春霞 期待の富士を 隠しをり     くに


わが庭も 色様々に 五月来る     くに


めぐりきて 今年も色濃き クレマチス  和子


別天地 みどりの髭の インディアン   和子


石畳 穀雨にけむる 多摩の郷      和子


緑陰の 声ぼそぼそと こともなし    ゆきお


雲と海 自ずから持つ 夏気配      ゆきお

<第二部>

課題写真コーナー

恩田川の葉桜




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