6月 例 会




   開催日時: 2015.6.9(火)  9時半~12時         

   場所:    生涯学習センター学習室1

   兼題:   「自由」

   概要:    当月は、「自由」題の作品(第一部)に加えて、事前にお知らせした課題
          写真[佐渡の海]に関する作品(第二部)を併せ募集し、これらをまとめて
          披講に供した上で
           同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。


 <写真俳句短歌


<第一部>


谷空木 佐渡の一山 紅く染め       未来


山間(やまあい)の 雲間に現るる 春芙蓉       未来
               (佐渡じたんご山のシラネアオイ)


荒磯に 岩百合の花 揺るぎなし     未来


夏富士を 遥かに背負ひ 森生きる   未来
                  (山梨県立美術館にて)


薫風に ムーアの四肢の 横たはる   未来
                               (同上)


紫陽花に 雫残して 日暮れけり    学


葉隠れの 桃の実数ふ 五つほど    学


老いの身に 月日は速し 花菖蒲    学


後を追ふ 子はラッパ飲み 菖蒲園   学


梅雨晴間 妻と連れだつ 四人展   学


葬儀あり 越後に向かひ 早苗見ゆ    淑如


人まばら 眺める夏富士 ひとり占め   淑如


夏は来ぬ 茂れるままの 庭が好き     淑如


今朝二本 明日は三本 胡瓜あり     淑如


桑の実や 恋を語りし 田舎道      吉夫


御柱 皐月の空を 突き抜けて      吉夫


役者絵の 隈取りの様 ショウブ咲く  吉夫


ふぞろいの 早苗の植わる 都会の田   吉夫


睡蓮や 桃色衣 黄の花芯        吉夫


子ども等の 水辺に集ふ 夏木立     小鈴


風に乗り 天空の舞い 竹落ち葉     小鈴


梅の実や 収穫さるる 昼下がり     小鈴


色に出り 月恋ふる花 月見草     小鈴


みどり葉に 紅瑞々し 桑いちご      牧紀


  手弱女(たおやめ)の花の影なく葉桜の
      雄々しき繁り蝉の棲家に   紀舟


垣越えて アカメ覗くや 初夏の空   牧紀


  太陽の漸く西に傾けり
      夏日真夏日連なる五月    紀舟


紫陽花の 早咲き悔ゆる 昼下がり     牧紀


山法師 白にみどりの クールビズ    牧紀
              (町田市庁舎前にて)


築地なる 夏みかん売り 市の外     有三


緑濃く 水面の塔に 鯉動く       有三


緑陰に 声明の響き 塔二つ       有三


  三月の九日十日空焼けて
       恨みは深し十万の霊    隆夫


道端の 躑躅たわわに 色競ひ      隆夫


晴れ渡る 一夜化粧の 五月富士     玲子


森深し 新緑の空 包みけり       玲子


高く来て 木々美しや 薄暑光       玲子


旅立ちは もう少し先 燕子花(かきつばた)      玲子


水行(すいぎょう)の 険しき道に 射干(しゃが)の花      玲子


薔薇好きの 匂ひ感じぬ 友のあり    くに


梅の実や 色づく時を 心待ち      くに


姿なき 子等の歓声 若葉風       くに


老鴬や 人声深き 森の奥        くに


連れ立ちて 若葉かんばし 声弾む     和子


小満や 木漏れ日のもと 憩ふ人      和子


ひらひらと ハンカチ揺らす 木の不思議  和子


遠目には いずれも若し ハイキング   ゆきお


獲物より 漁師の多い 水遊び      ゆきお


浅草は 人こすり合ふ 梅雨入(ついり)まえ     ゆきお

<第二部>

課題写真コーナー

佐渡の海


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