8月 例 会




   開催日時: 2015.8.4(火)  9時半~12時

   場所:   生涯学習センター和室2

   兼題:   「向日葵又は自由」

   概要:    当月は、「向日葵又は自由」題の作品(第一部)に加えて、事前にお知らせした
          課題写真[高山本線猪谷駅]に関する作品(第二部)を併せ募集し、これらをまと
          めて披講に供した上で、 同好会HPの「兼題,例会コーナー」にアップしました。


 <写真俳句短歌


<第一部>


夕焼けや 悟りの窓の 向こう側   未来


欠点も 生きる(あかし)と 向日葵咲く   未来


青田風 真っ直ぐに列 抜けてゆく   未来


鬼百合の 小さき庭の 中にあり   未来


向日葵の 見下ろす先に 在る喧騒   未来


ひと夏の 想ひすべてを 燃やし咲く   きよし


向日葵を もろた笑顔で 倍返し     きよし


誰待つと 云う訳でもなし 隠れ宿   きよし


早々と 梅雨明けに終わる 夏もあり   きよし


古代より 暑い夏だと 大賀ハス     きよし


夏祭り 父の背なれば 怖がらず     きよし



ひまわりや 父の存在 今にして    学


故郷の事 思ひ出す 木槿かな     学


水やりて 門に入りたる 百合の主   学


遠泳や F君T君 すでに亡く      学


空蝉を おさな児拾い そっと葉に    淑如


日輪草 今でもキュンと 想い湧く    淑如


群し蓮 一輪けなげに 揺らぎをり     淑如


夕焼けに ひと刷毛の雲 くっきりと    淑如


これも良し 家庭菜園 へぼ胡瓜      吉夫


つぼみから ポンと音する 蓮の花   吉夫


けがれなき 水芭蕉も 影黒き      吉夫


暑さこらへ 噴火我慢の 浅間山   吉夫


薬師池 眼鏡の奥の 夏の朝     吉夫


ふる里の 祭なつかし 走馬灯      小鈴


少女らの 浴衣姿も 賑やかに     小鈴


幼子も 輪に加わりし 盆踊り     小鈴


夏祭り 人気の出店 列をなし     小鈴


  向日葵の時もありしか来し方の
      しばれる冬も春のあらしも   紀舟


猛暑日や 影を慕いて 右ひだり     牧紀


夏萩や 日射しを風に 揺らせ咲く     牧紀


白百合の 斜めに立ちて 風揺らぐ    牧紀


漸くに 白紙撤回 梅雨晴れ間       牧紀


野に在りて 浜木綿の花 振り返り    有三


風鈴の 音軽やかに ついてくる     有三


向日葵の 陽に背を向けて 咲くもあり  玲子


向日葵や 午前八時に 家を出づ     玲子


浜木綿は われ誕生花 旅に逢ふ     玲子


涼風や 源流の道 奥深し        玲子


阿弥陀さま お坐す古刹や 蓮開く    玲子


空蝉や 羽化の力みを 残しをり    くに


とまと熟れ 記憶に残る 匂ひあり   くに


窓に寄り 夏の月影 眺めけり     くに


機嫌よく 今朝の向日葵 咲きにけり  くに


もの思ふ 青鷺一羽 葦の中       和子


たまご茸 おとぎの国の 道案内     和子


富士樹海 木々に漂ふ 冷気かな     和子


夏休み 湖畔に遊ぶ 親子かな      和子


  涼やかな風音もなく頬をなで
      静かに暮れる湖畔の夕べ   和子


蜘蛛の子を 散らすごときや 梅雨晴れ間  ゆきお


野遠見(のどおみ)や 見え隠れする 田草取  ゆきお


宿題は まだ先の事 草野球         ゆきお


 朝まだき匂ひ仄かにたたずむは
       いにしへ偲ぶ一輪の花  筑山


戯れに 撮りし写真は 偽のばら    隆夫


大草鞋 仁王も重かろ 梅雨の道     隆夫


台風の あとに映える 夕の富士    隆夫



<第二部>

課題写真コーナー

高山本線猪谷駅


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