2015年
新春写真俳句短歌集


謹 賀 新 年


平成27年は「アベノミクス」の2年目に期待し
「経済、財政再建」実現の年になることを祈念します。

同好会も9年目に入ります
「継続は力なり」相変わらず「和気藹々」の精神で、

本年も宜しくお願い申し上げます。

俳句・短歌 写真 講評・コメント
年の暮
 潜りて思ふ
       L E D

  賢者三人
   次は何処に

       隆夫 年の暮の明るい話題。
クリスマス

  飾るだけの

   プレゼント

        隆夫 クリスマスの一風景
御下がりの

 雪となりけり

    宮参り

       学 元日のいきなりの雪には、驚かされましたね。
初詣

 ひとりひとりに

     願ひ事

        学 一人ひとりの願い事!神様も大変だ。
願ひ事

  ひとつ叶ひて

    年あらた

       学 一つでも叶えば、良し。足るを知る。
初詣して

   高幡山の

   おまんじゅう

        学 小さくて大きなしあわせ!
穏やかに

 立つ白富士に

   淑気満つ

      未来 高尾山からの富士。なるほど淑気満つ。
山裾の

 氷の華に

   魅了さる

      未来 シモバシラはいつ見ても純粋無垢。
葉牡丹の

 輪になり平和

   願ふかな

      未来 これからは、平和のために立ち上がらなければーーー。
寒椿

 径に灯点す

  ごとく咲く

      未来 寒椿の覚悟!
喧騒の

 師走の路地の

      美術館

       未来 秋山正太郎写真美術館にて
新年の

 乱るる予感

    雪の舞ふ

       牧紀 今年は元日から雪。
異常気象進み、波乱の幕開けか?
おさがり
 御降 や

  善男善女の

    肩に背に

        牧紀 元日に降る雨、雪を御降(おさがり)という。天からの授かりものとして敬う表現。

果たして、元日の雪は吉か凶か?
清々し
 富士の白嶺の
   ありのまま

  光り遍く
    新年願ふ

      紀舟 清々しき光り(あまね)く年明けを寿ぐ。
江ノ島にて。
穏やかな
 太平洋の
   年の明け

  遥かな希望
   煌めく波に

       紀舟 伊豆大島の先には遥かなる「太平洋」が世界の平和を告げる
――そんな新年になってほしい。
初詣
 思いの丈の
    重なりて

  相輪輝く
   塔の先まで

       紀舟 新年にかける祈願の丈が積もり積もってーーーー。
注記:
通称「高幡不動」は正式には「高幡山明王院金剛寺」真言宗智山派別格本山で関東三不動尊の一つ。700年前後に建立された由。初詣で奥殿内を拝観し改めて威容に感歎。
かん
神 の火も

 三が日にて

   消ゆるかな

        牧紀 三が日は神頼み?三日が過ぎると境内の火は消える。

神に拘らない多神教は日本人の良いところ(イスラム教他と比べて)?
そろそろや

 そろそろ生きよ

    古希の明け

        牧紀 わが古希の新春にあたり自戒の言。
人影の

 絶へて灯ともす

      寒の入り

        有三 上野、寛永寺にて。
元旦の

 薄明かり洩る

     寛永寺

        有三 同上。
薄明かりの温もり。
騒ぐほど

 降らぬ初雪

   葉に軽し

     ゆきお あっけなく1時間程度で止みましたね。
訪ねれば

 留守庭先の

    福寿草

     ゆきお 福寿草は名の通り、福を呼ぶ。
木蓮の

 芽吹きや空を

  からめとり

     ゆきお 元日を除いて、晴天が続きましたね。
朱の色を

  空に残して

    冬暮るる

      くに 茜色の冬夕焼け
雲間より

  少し色あり

    初日影

       くに 今年の初日は奥ゆかしく芸術的!
とりどりの

  色にやさしく

     霜覆い

       くに 印象派の絵のように。
縄跳びの

   大波小波

    寒に入る

       くに 寒さに負けず、昔、遊んだ思い出のシーンにタイムスリップ。
ひよどり
鵯 や

  飛沫とばして

      水の中

       くに この寒いのに!
瑞雲か

  今年は良きこと

    有りそうな

        小鈴 確かに瑞雲ですね。
初詣

   倖せ願ふ

     人の列

       小鈴 幸せは歩いてこない。だからーーー。
薬師池

  池に飾らる

     松飾り

       小鈴 池の神に捧げる。
古き友

  賀状に添へし

     二,三言

        小鈴 この二,三言が賀状の命。
雪吊りの

   男結びや

    はればれと

        小鈴 雪吊りの漲る力!
鳳凰の
 舞ひし姿の
   雲浮けり

 年の初めの
  芽出度かりけり

        小鈴 鳳凰=幸せの白い鳥、今年は春から縁起が良い。
参拝に

  風花舞ひて

    ざわめけり

        淑如 小雪の花にびっくりしましたね。
万葉に

   思ひを馳せる
     ゆずりは
      楪 の実

        淑如 楪は代々商売繁盛の縁起物。
初春や

   結ぶ思ひに

     枝たわわ

        淑如 結ぶ(重い)思いが結ばれると良いですね!
初炊きや

   黒豆の匂ひ

    部屋に満ち

        淑如 いかにも美味しそうに炊きあがっていますね!
冬至の湯

   無病息災

     願ひ込め

        和子 自宅の柚子をふんだんにーーー。
初春の

  部屋に名残の

   からすうり

        和子 正月気分の名残をゆっくり味わう。
氏神に

   供へて祝ふ

     土地の幸

        和子 素朴な「土地の幸」のお供えに感心。
さっと吹く

   小雪の風に

     柚子二つ

        和子 柚子は小雪に磨かれ色艶を増す。
しばらくは

   雲とたはむる

      冬の富士

        玲子 富士と雲の躍動を見事に捉えましたね。
一歩踏む

   淑気満ちたり

      山の道

        玲子 濃き薄き木影縞なす冬の道
日の恵み

   自然の温み

     春兆す

       玲子 何処かで春が生まれてるーーー。
四辺枯色

    蝋梅の

      花匂ふ

        玲子 年明けて早や蝋梅の匂うかな
一月の

  空清々と

   広がりぬ

        玲子 相原一望。富士の白嶺がワンポイント。
孫からの

   賀状にも見る

      世相かな

        玲子 シニアの弱みに付け込む悪質な犯罪者は許せない!!




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