| 年月 |
写真俳句短歌作品 |
| １月 |
しばらくは 雲とたはむる 冬の富士 （玲子） |
| 縄跳びの 大波小波 寒に入る （くに） |
| ２月 |
どんど焼き 浮かぶ平和な 家族あり （小鈴） |
| 雪まとい蝋梅色香冷え冷えと 彼の人の死を悼む如くに （紀舟） |
| ３月 |
紅白の 梅奥ゆかし 嵯峨の寺 （牧紀） |
| 鉄瓶の湯気の曇りの窓ガラス 拭く度ごとの冬木立ちかな （ゆきお） |
| ４月 |
連れ立ちて 上野の春の 人となり （学） |
| 一陣の原っぱよぎる風に堪え 咲き満つる花集ふ花人 （紀舟） |
| ５月 |
花散りて 過ぎ越し日々の 影ゆらぐ （未来） |
| しばらくは 木香薔薇の 路地となり （小鈴） |
| ６月 |
桑の実や 恋を語りし 田舎道 (吉夫) |
| 残照を波間に受けて沈む陽よ 海の彼方の浄土を想ふ (和子) |
| ７月 |
花菖蒲 雨滴に重さ ありにけり (学) |
| 真白な 恋などあらず 半夏生 (未来) |
| ８月 |
空蝉や 羽化の力みを 残しをり （くに） |
| 向日葵の時も在りしか来し方の しばれる冬も春のあらしも (紀舟) |
| ９月 |
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| １０月 |
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| １１月 |
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| １２月 |
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