芒にひかり

光り降る秋の里山
        そよ
        戦ぎなし
             波  光芒にススキの靡く
        風冷えて
            隆夫  雲間より毀れる日差し
             芒原
            くに 壮年のすすき野はらが
           輝きて
            吉夫 光芒を浴びて輝く
       すすきかな
            小鈴         たつき
余生なほ変わらぬ生活
         枯尾花
            未来 神光の降りて一瞬
       風止まる
           きよし
降りそそぐ光芒淡し
        夕すすき
            玲子 打ち揃い祖先を拝す
          夕芒
           ゆきお ああ我も尾花の人生
        薄明かり
            牧紀 一斉に陽にまたたきし
         花すすき
            淑如 薄明の
 光線注ぐ天空を
    見上げ芒や微笑みの波
            紀舟 白銀の光芒差すや
        尾花揺る
            有三 光芒にざわめき揺れる
         尾花かな
            裕子



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