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2017年 10月 写真俳句短歌集 |
| 開催日時： ２０1７．１０．１０（火） ９時半〜１２時 場所： 生涯学習センター学習室１ 兼題： 「自由」 概要： 当月は、「自由」題の作品に加えて、事前にお知らせした課題写真 「秋彼岸」に関する作品を併せ募集し、これらをまとめて披講に供した 上で、 同好会ＨＰの「兼題、例会コーナー」にアップしました |
＜写真俳句短歌＞
＜第一部＞
黄昏に ふと振り返る 杜鵑草 有三
一輪を そっと野におけ 秋明菊 有三
何処より 香りの囁 金木犀 有三
大宇宙 歪みあるとも 芋ご飯 ゆきお
極楽に まだ席はあり 秋彼岸 ゆきお
子供らの ゴールへダッシュ 秋の声 牧紀
コスモスの 変わらぬ世界 風の中 牧紀
夏惜しむ 流れのままに 鷺とサギ 牧紀
| 待ち望む名月厚き雲間より 希望の光暗闇照らせ 紀舟 |
名月や 風雲急なる 船出かな 牧紀
玉砂利を 踏みて野分の 伊勢詣 未来
秋雨や 婚礼の列 急ぎ足 未来
赤福に 熱きほうじ茶 秋時雨 未来
カフェ越しの 秋雨けぶる 五十鈴川 未来
追いかけて バス停までの 秋の蝶 未来
運命の 出会と悟る 蝶の舞 きよし
虫の声 一打の後に 四分休符 きよし
| 自己主張せぬものどうし集ふこそ 澄む空の下秋桜は映へ きよし |
| 殿方の趣味の領域踏み入りて 威風堂々大物狙ふ きよし |
| 米寿越へ祭り気分に風車 作る毎日無病息災 きよし |
賑はひの 後の静寂 秋彼岸 波
到来の おはぎ懐かし
秋祭り のぼり先頭 声揃ふ 波
男衆の 足袋の白さや 秋祭り 波
練り歩く おんな神輿の 声高く 波
担ぎ手も 順番待ちの 秋祭り 波
曼珠沙華 一本残りて なお寂し 小鈴
日を受けて 色づき始む 青蜜柑 小鈴
蕎麦の花 雪降るごとく 大地染め 小鈴
図書館の 花壇さまざま 秋の花 小鈴
のぞいては また隠れたる 良夜かな 小鈴
墓参り ひときわ赤き 曼珠沙華 和子
| そよ風に揺れるコスモスみぎひだり 蜜吸ふ蝶もみぎにひだりに 和子 |
乱れ萩 移ろひの色 こぼしけり 玲子
秋薔薇 晴れぬ心を 持ち歩く 玲子
無造作に 咲く朝顔や 電子音 玲子
東京に 田舎のありて 彼岸花 玲子
秋風や 子牛の瞳 悲哀めく 玲子
種採りの 採り時待つや 軒の下 淑如
秋日和 競ふ仲間と 弾む声 淑如
崖の上 寂しきすがた 枯れ芒 淑如
＜第二部＞
課題写真コーナー
「毎月事前に出題される課題写真に対し、
皆で俳句、短歌を創作し合うコーナーです」
秋彼岸
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