2018 観桜写真俳句短歌特集



(3/30、恩田川を見下ろす成瀬城跡にて)

(恩田川の桜は満開+α)

(芹が谷公園の桜も満開)

     例会開催: 2018.4.10(火) 9時半〜12時

   場所:    生涯学習センター 学習室6

   兼題:    「桜又は自由」

   概要:    今月は、3/30日(金)の恩田川桜吟行会(芹が谷公園散策を含む)を
          中心に「桜又は自由」題で桜特集としました。
          課題写真は、森澤さんの「早春の能登の海」です。
             ご笑覧頂ければ幸甚です。



俳句、短歌 写真 コメント、その他
集ひしは
 花の盛りの
     恩田川

 そぞろ歩きに
   春は光りぬ

        有三
3/30(金)11時半JR成瀬駅に
集合。
駅前で腹ごしらえ後、恩田川へ。

当日快晴、花は盛り、そぞろ歩き
を満喫!
満ちて散る

    命を掬ふ

      花筏

        有三
桜は一部散りはじめていた。

清流に花筏も風情あり
慎ましく
 この家なるか
    桜咲く

  成瀬の里に
  春は来にけり

        有三
知る人ぞ知る!
南成瀬”村田邸のしだれ桜”
も満開
船溜まり
     まどろ
  午後の微睡み

     水温む

        有三
流石!名カメラマン、構図
お見事!
絵図一枚

  浮かべ水面に

     花の影

        未来
恩田川に絵のような花影
花の座に

  知らぬ同士の

    隣り合ふ

        未来
芹が谷公園の桜も満開。

チャンチキおけさじゃないけれど
知らぬ同士がーーーー。
裏門の

   今朝を彩る

     散り桜

        未来
廃校の裏門
(旧忠生第4小学校)

寂し、懐かし、−−
思い出にホロリ
ママ友と

  花見の客に

    なる一日

        未来
世田谷砧公園にて知らぬ同士が

桜の繋ぐ御縁。

吊橋を

  渡りし先の

     花万朶

        未来
世田谷砧公園にて

花万朶の連想:
この母娘の先には、大きな
夢が広がっているように
見上げれば
 成瀬城跡に
    花の空

 見下ろす川ぞ
   さくら流るる

       紀舟
高台の成瀬城跡は染井吉野、
大島桜に青空。
下は、恩田川
沿う桜と花筏
の流れ
白玉の

 如きふくらみ

     花手まり

        牧紀
玉のごとき満開の桜

日差しがまぶしい!!
満開の
 桜並木に
   墓並ぶ

 散るぞ若葉の
    命なりけり

       紀舟
輪廻転生!世帯交代!

誰かのためにシニアも頑張ろう。
花陰に

  町田のシンボル

      恩田川

        牧紀
花陰に、町田の最高層ビルが
映っていた。

唯それだけ!

満開の

   花も微笑む

    子等の声

       牧紀
芹が谷公園のシンボルモニュメント

水温み、遊ぶ子供達も満開!!
開花すや

  遅雪見舞ふと

     誰か知る

         牧紀
今冬、今春は異常気候が続く。

20度を越える日が続き開花するや
春分の日に、遅雪に見舞はれる。
驚天動地、桜に受難の年?
モネのよう

   川に浮かんだ

       花の影

           淑如
恩田川にて。

成程、モネーの睡蓮の絵を想起
させますね!
花惜しむ

 ただぼんやりと

     ぼんやりと

          淑如
恩田川にて

花散るは自然の流れ。
自然に任せ、ただぼんやりとーー
都会の子

 何が釣れたの

     春休み

         淑如
芹が谷公園にて

春の小川の春休み。
花開き

 私なにいろ

   ワイン飲む

         淑如
城山・かたくりの里にて。

この桜の名称は”サクランボ”

かくて私はワインレッドーーー
川べりに

 続く二筋

    花の雲

      ゆきお
恩田川両岸の桜並木、まるで
二筋の雲のようにーーー
魚なくも

  子の楽しみや

     水温む

      ゆきお
春休み。恩田川の水遊び。

花も、魚もいらない?
押し合って

  杯もない

    花見かな

      ゆきお
新宿御苑は禁酒の由。

でも、写真のように大賑わい!
冬眠の

 覚めた如くや

    子の動き

      きよし
子らの一挙手一投足に春の躍動
花見席

 まずは確保の

    朝寝かな

      きよし
宿河原、二ヶ領用水の桜

ブルーシートを敷き詰めてー
朝練の

 足どり軽き

    さくら道

      きよし
同上

桜に見守られて気分上々。
何想ふ

 花の思ひ出

  それぞれに

      きよし

両端に座った二女の微妙なる
釣合い!!

同じ桜に思いは異なる?
保育園
 迎へに扉
  開け入れば
   
 振り向く孫や
    満面の笑み

      きよし

言うことなし!
梅一輪

   多き蕾を

    抑へ咲き

       隆夫

自然界に、長幼の序あり

花の嘘

 騙してくれた  

     狂い雪

       隆夫
春分の日の遅雪
大空に

  伸びた一枝

    梅の花

       隆夫

梅の勢い、春一番
梅蕾

  外の世界を

   そっと見る

       隆夫

いつも誰かが見ています。

隠し通すなんて無理ですよ!!
菜と孫と

  力いっぱい

    上に伸び

       隆夫

孫の成長は頼もしいですね!
すれすれに

   川面に重き

     花万朶

        波
恩田川の桜、川面に触れるほど。


子を追ひて

  こわごわ水へ

     春の川

        波

子は先に親はこわごわ水遊び

何ともユーモアがありますね。
春爛漫

  さきたま古墳

     賑々し

        波
埼玉県行田市


大きな古墳が9基もある公園。
一度、会でも行ってみたい
ですね。
土筆摘む

   苦み懐かし

     卵とじ

        波

土筆の群生から、ほろ苦い
昔の味を思い出す!
きれいねと

  素直に交はす

     桜かな

       玲子
「きれいね!」
晩年も
  は
  愛しくありたし

     八重桜

       玲子
シニアは
かくありたし!
山峡の

   孤高の花に

     再会す

       玲子
今年も咲いた孤高の花。
来年もまた会おうね!
山中の

  木々に囲まる

      山桜

       玲子

山桜の自然な姿。

散歩のたびにエールを送らる
ももとせ
百歳 の

   町の桜や

     人愛す

       玲子

街のシンボル。愛し愛され。

ソメイヨシノの百歳はすごい
ですね!
両陛下

   御住みの苑の

      遠桜

       玲子
原点や皇居の遠景遠桜
       日本人の心なりけり
桜人

 なりてひと日を

    句の友と

       くに
恩田川吟行のひとこま。

今回も良く歩きましたね!!
でも、そぞろ歩きでまだ余力が
ありそうでした。
満開の

  花 青空を

  透かしをり

      くに

「透かしをり」がいいですね。


桜は青空が似合う―当たり前!
咲き満ちて

  川に散り浮く

     桜かな

       くに

咲き、満ち、散る―春来たり春往く、
自然のながれ
花の香や

  しばし忘るる

    痛みかな

       くに

花は色々な”いたみ”をいやして
くれますね。
触れて見む

   思いがけなき

    土筆ん坊

       くに

土筆ん坊は2,3本ならかわいい?
白鷺の

   桜の中に

    遊びけり

       小鈴
白鷺を桜の檻に捉えた瞬間!

遊ぶは、私も行く人もーーー
吟行会

   四方山話に

    花が咲き

       小鈴

高ヶ坂で立ち寄ったイタリアンカフェ
のシュークリームは 美味しかった
ですね。

話に花が咲き、お陰で疲れも
取れました。
春の川

   水の嫌いな

    犬もいて

       小鈴

水の嫌いな犬もいるのかな。
犬掻きが苦手?
カワセミの

   羽の紺色

    竜の玉

       小鈴
カワセミの色は翡翠色



課題写真作品集:

「早春の能登の海」


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