2018年7月 写真俳句短歌集



開催日時:  2018.7.10(火)  9時半〜12時

場所:     生涯学習センター学習室6
兼題:    「手紙又は自由」
概要:
 当月は「手紙又は自由」題の作品に加えて、事前にお知らせした課題写真「廃屋の白い花」に関する作品を併せ募集し、これらをまとめて同好会HPの「兼題、例会コーナー」にアップしました。
 尚、7/1(日)に皇居東御苑吟行会を実施し、7人の方に参加頂きました。


句仲間と 東御苑の 夏逍遥     牧紀



 <写真俳句短歌

<第一部>



賀状では 笑いし友の 訃報かな    ゆきお


明易や 筆の進まぬ 見舞状      ゆきお


夏草や 子等の声吸い 茂りけり  ゆきお


梅雨明ける 便りなきこと 良しとせむ  淑如


夏の夕 田舎の匂ひや 薬師池    淑如

(以下2点皇居東御苑吟行)


大奥の ざわめき聞こゆ 夏柳     淑如


皇家には 優雅な姿 あやめ立つ    淑如


(句集「現代俳句精鋭選集17」への掲載)
手紙添へ 送る句集や 青葡萄   未来


鼠色の 雨に濡れそぶ 合歓の花    未来


南風(はえ)や 濠に無言の ビルの影    未来


約束に 戸惑ふ色や 半夏生    未来


居心地の 良さ確かむる 夏の蝶  未来


あぢさゐ見 母思ひ出し メール打つ  隆夫


父の手紙 国に急ぐや 梅雨最中   隆


涙して 裏木戸で読む「サクラチル」  隆夫


軒のヒナ 梅雨の晴れ間に 母を待つ   和子


新緑の 御堂に響く 法の声     和子


在りし日の上人偲び合掌す
     不思議や霊気墓にこもりて 和子


宿坊の心こもるるもてなしは
        彩りゆたか伝統の味 和子


亡き人の 手紙なつかし 梅雨の月  牧紀


亡き人の月も涙の古手紙
      乱るる紙面義憤連なる 紀舟
 

(以下4点「皇居東御苑」吟行)


江戸城の皇居に変はる(もとい)なる
        桜田の門松の間に見ゆ 紀舟


静かさや 夏萩影さす (たに)の水  牧紀


(泰山木の純白の花
純なるか百人一首の恋歌を
      手紙に書きし青春もあり 紀舟


都草 生まれや初夏の京か 奈良  牧紀


御苑巡り思わぬ出合ひそれぞれに
       昼はなじみの北口の寿司  紀舟


朱の鳥居 中にぽつぽつ 七変化   吉夫


観音は 緑みどりの 中にゐて   吉夫


紫陽花は 墨田の花火と 名づけられ  吉夫


純白の 涙なみだの 月見草     吉夫


青色が 何に変はるか 七変化    吉夫


漱石の 書簡自在や 夏落葉    玲子


文殻や 遥かげに咲く 合歓の花  玲子


在りし日の 母の手紙や 額あぢさゐ  玲子


草も木も 茂りて塞ぐ 未知の道   玲子


この先は 未踏の道や 草茂る    玲子


アナベルに 心地好き風 渡りけり  玲子


湿っぽい 思ひ出ばかり 梅雨半ば  きよし


合歓花や ほろ酔ふ君の うなじかな きよし


絵手紙の 二行の気遣い 梅雨の入り きよし


農協で買ったダリアの生産者
      尋ね訪ねて良き日となりぬ きよし


突然の病に去ったナイロビの
      記憶の景色相原に見る きよし


一段と 青の輝き 梅雨晴れ間    波



アガパンサス 雫光りぬ 風さやか   波


水馬(アメンボウ)の 水輪に揺らぐ 木々の影   波


梅雨明けや 日射し眩しき 木下道   波


炎昼や 人なき路の 白極む     波


七夕の 願ひを結ぶ 笹撓む     波


子等待ちし 父の手紙や 合歓の花  小鈴


啼き交わす 鳥の恋文 青田風    小鈴


葉隠れに 泰山木の 花光り    小鈴


泥間より 穢れなき色 羊草    小鈴


文字摺り草 捩れながらに すくと立ち 小鈴


友からの 百合の絵手紙 届きけり  くに


万緑の 中より落つる 水光る    くに


筆文字の 美しき友の忌 七月来   くに


昼顔や 海辺の街は 過疎となり   くに



雲わきて 梅雨崩れゆく 時半ば   有三


みずすまし 蓮田の水の 色深く   有三


ためらいは 鳥居の前や 桜桃忌   有三


(小田原城址公園にて)
さまざまの 風流ありし 菖蒲園   有三


たまさかに 鷺見つめ合ふ 梅雨半ば 有三


もののふの歩みし道の東御苑
         百人番所今静かなり  有三



<第二部>


課題写真コーナー


「毎月事前に出題される課題写真に対し、
皆で俳句、短歌を創作し合うコーナーです」

廃屋の白い花


HPに戻る


inserted by FC2 system