2019年新春写真俳句短歌集

(平成31年亥年 謹賀新年)
  平成31年は、平成最後の年。昨年来の”災害”が少しでも収まる事を祈念します。

 今年の干支は亥。―健康のため先ずは外に出よう!でも、猪突猛進は避けましょう!
  本年も”継続の力を信じ、和気藹藹の同好会を”ーーでも、何か変わったこともーと
 思っています。元号の変わる今年もよろしくお願い申し上げます。
               1月例会:
   開催日時:  2019.1.8(火)  9時半〜12時         
   場所:    生涯学習センター学習室7
   兼題:    「年末年始又は自由」
   概要:    当月は新春特集。「年末年始又は自由」題の作品に加えて事前に
          お知らせした課題写真「達磨富士」に関する作品を併せ募集し、
          これらをまとめて披講に供した上で、
          同好会HPの「特集コーナー」にアップしました。
          尚、例会終了後、シェ.プルミエにて新年会を実施しました。

 <写真俳句短歌

<第一部>


年の瀬や 神社総出で すす払ひ   隆夫


クリスマス 華やかさから 逃げる老ひ 隆夫


風は北 月は上弦 家遠し     隆夫


正月や 塩の晴れ着の 地蔵尊     隆夫


忘れたき 事数多あり 去年今年  未来


塩鮭の 隅に吊るされ 色深む   未来


初富士に 安泰の世 願ふ鳩    未来


平成を 越へ次世代へ 初サーフィン 未来


娘に貰ふ 年玉の封 切れぬまま    未来


一葉に 描ききりたり 冬始め     有三


平成に 耳すましたり 除夜の鐘   有三



元旦の 夕日つばさに 旅ごころ   有三


かの人の 編みし句集や 寒月光    ゆきお


カレンダー 架け替へ程の 年の暮れ  ゆきお


輪締めせし パソコンに入る 訃報かな ゆきお


蝋梅の 黄の見事さよ 青空よ    吉夫


葉っぱより 垂れる氷柱の 細長き  吉夫


榛名山 刃のごとく 滝凍る     吉夫


山茶花の 規則正しき 花もあり   吉夫


初詣 参道にある だるま店    吉夫


菅公の願ひは一つ平和の輪
     心で繋げ宮の町から 紀舟


平成の最後の初日穏やかに
   さざ波染めて大地耀よふ 紀舟


燦々と年は明けけり日の本の
     穏やかな波世界の海へ 紀舟


若者の 群れ大人しき 初詣     牧紀


薔薇色の 夢奏でるや 初籤    牧紀


さよならを 今日も云わずに 冬の薔薇 きよし


相原の 師走に緩き 時流る    きよし


過去となる 時代点すや 大晦日   きよし


除夜に先ず 禅は呼吸と 和尚説く   きよし


おみくじの 読んで微笑む 初詣    きよし


松屋前 ここは定位置 社会鍋    くに


冬雲や 透かして洩るる 日の光  くに


冬の空 雑木の上は 陰りなし    くに


雲間には 茜色あり 初景色   くに


連れ立ちて 氏神様へ 初詣   くに


ふる里の 味に仕立てる 鮭雑煮   淑如


大寒や あとはゆっくり日和待つ   淑如


うっとりと 茜と青の 初あかり   淑如


お年玉 卒業する孫 はにかめり   淑如


新春を 寿ぐ空の 青さかな   


年迎ふ 神々の笑み あふれをり   波


門松立つ デイに来る人 足とめる  波


不作といへ 百生り柚子の 存在感  波


痛む足 神に委ねし 去年今年    小鈴


水ぐるま 水草纏ふ 寒の入り    小鈴


正月に 日傘さしたる 日差しかな  小鈴


追いかけて 恋の駆け引き 春隣    小鈴


ひよひよと ヒヨドリ鳴きて 椿食み 小鈴


残り柿 刻々と山 沈みけり    玲子


遠回りして 富士山や 冬茜     玲子


彼の世には 地獄なかりと 寒の晴   玲子




<第二部>

課題写真コーナー


達磨太陽


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