芳翠追悼写真俳句短歌集


                                                    SNM写真俳句短歌同好会
                                                          H24年2月14日

俳句・短歌 写真 備考、コメント等
君去りて

 お萩一皿
   
    黄粉無く

       隆夫 第1回SNM写真俳句短歌展(H21年9月)は芳翠さんのお萩が評判になりましたね。

隆夫さんの強い要望(?)で黄粉付の特製のお萩が振舞われた由。
いまさらに

  芳翠庵の

    萩しのぶ

       牧紀 同上

SNM招待日に振舞われたお萩

笹で包まれ、菓子の老舗「芳翠庵」?特製か。
もう一度食べたいなー。

何を今更ーーー未練、未練!
秋の朝

 突然逝った

    その人を

 姉上様と
   
    呼びし日想う

        水白
SNM皆の「御姉上様」でしたね。
千の風に乗っていつでも皆を見守っていて下さい!
七変化

 光り自在の
   
   面影や

  石にも木にも

  うつろひ棲めり

        紀舟 高幡不動尊初詣の折、嘗て、紫陽花吟行先を求めて不動横の紫陽花園を下見した時の芳翠さんを偲んで:

紫陽花園内に写真のような石碑あり、
「木に石に 佛心棲めり
             紫陽花寺」

 芳翠さんの紫陽花(七変化)の如く七色に自在に輝いていた日々の面影が園内の石木に偲ばれた。
宏善寺

 共に巡りし
 
    吟行会

   梅の彼方は

   夢かうつつか

        紀舟 養運寺宏善寺及び薬師池を巡る吟行会の思い出。すだれ梅の彼方に貴女の面影がーーー。
花野原

 少女のように
   
   走り行き

  天に召されし

  あなたを思ふ

       玲子 いつまでも少女のように純真で、花ある道を走り続けて、そのまま天に召された貴女
撫子や

 残る雨粒
   
   なみだ雨

      くに 貴女は立派な大和撫子でした。残された私たちは大粒の涙雨にくれていますーーー。
さよならの

 手の温もりや
   
     吾亦紅

       未来
「さようなら」貴女の手の温もり、心からの暖かさは決して忘れません。吾亦紅を見るたびにーーー。
再会の

 果たせぬままに
   
    クリスマス
  
        未来
とうとう再会は果たせませんでしたね!クリスマスツリーの彼方に貴女の面影がーーー。
冬銀河

 想い出一つ
   
     輝かす

       未来
芳翠さん考案の落ちないタオルハンガー。特許出願中かな?

彼女の才能は冬の銀河に飛び切り輝いている!
物言はぬ

 手作り品や
   
     梅日和

       未来
私のために作っていただいたホルダー。

物言はぬ手作り品に君しのぶ
在りし日に

 手ほどき受けし
  
    カレンダー

        和子 芳翠さんは誰にでも優しく又丁寧に教えてくれましたね。
感謝感謝!!
急逝の

 君を偲べば
  
    紅葉散る

       せつ子 「紅葉散る」の急報にただ涙。
想い巡る

 入笠山の
   
   花畑に

  可憐な蝶撮り
        えみ
   会心の微笑

       紀舟 H22年7月30日のSNM入笠山の旅。芳翠さんの写真から。歌は下記。

入笠の深山に守られ時を待つ
  渡りチョウなりアサギマダラは


見事な一瞬を捉え、得意満面。無邪気な一面もあり。
九月展

 いつもの優雅な
   
     佇まい

  闘病秘めて
     
   凛々しき乙女

        紀舟 H23年9月の展示会初日に思いがけず、開会を祝して来て頂けた。
親しい方と昼食会を持たれ、その後会場に戻ってこられて、五時過ぎまで数人で取り留めないことをお話した。
「展示会がずっと続くといいわね」と言われていたがーーー。
第5回写真俳句短歌展初日の写真
(下線クリックして下さい)。

これが最後の言葉となった。
身にしむや

 遺影の君の
  
    微笑める

        学 貴女は何時でも誰にでも暖かい微笑みを持って接してくれましたね。
私たちもその伝統を引き継ぎたいと思っています。

合掌。

以下追悼俳句短歌集

同好会同行二人相和して
  句歌を詠みし去年や哀しき
             紀舟 そこここに君作り給う小道具に
   出会いて君のなきを悲しむ
             小鈴 女子力や
    先頭行けし冬に逝く
             仁昭 独り言話しかけつつ
          雛飾る
             淑如 清げにも笑み絶えずして詩を詠み
    小春日のあさ君旅立ちぬ
             有三 折々に優しい笑顔思い出す
   形見の句集に貴女を偲ぶ
             くに 生き急ぐ炎の海を君渡る
   永遠に歌えよ I Can Do
            名無子 天空に高く飛び立つ君ありて
     微笑返すさらば温顔
             和子
同好会花も嵐も幾年や
    思い出遥か帰らぬ空に
             紀舟 ただ暗し
    霜月の空君しのぶ
             牧紀 梅咲けど
    人の戻らぬ坂の道   
             淑如 追憶のひとつひとつや
         春の立つ
             淑如 写俳会 初に帰れと
        冬に逝く
             仁昭 雑大を世に踏み出しし
        冬に逝く
             仁昭 安らぎて空に飛び立つ君思ふ
 み霊よ永遠にやすけくあれと
             和子 語らひて共に歩みし友亡くて
  まさかの坂を転げ行くとは
             和子


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