観梅

写真俳句短歌集(07)





<俳句の部>

俳句 写真 コメントその他
いたわりつ

 坂行く夫婦や

    梅日和

    ―牧紀―
いつか歩いた、いつか歩くか、梅の道
梅ゆれて

 香りゆらぎて

    そぞろ坂

    ―牧紀― 青梅梅林の坂をそぞろ歩きつつーー








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紅一輪

 白梅うすく

   染められて

    ―牧紀― SNMの紅梅に捧げる句
松に映ゆ

 紅梅短き

   春燃やし

    ―牧紀― 花の命は短くてーーーーー。
三色の
 梅絡まりて

  微笑(えみ)
    こぼる

    ―牧紀―
梅日和、梅満開で、自ずから微笑がもれてくる。
白梅や
 睫毛の如き

  蕊(しべ)
    かざり

    ―牧紀― 可愛いい長い睫毛が揺れ、芳香ただよい出でてーーー
東風(こち)に
    香の
  漂い来るや

    梅しだれ

     ―牧紀― もりもとひろさんの写真に句をつけました。
「宏善寺境内の枝垂れ梅が花簾のよう
に揺れていました」
とのコメントあり。

かんざしの

  如き梅花を

   いつくしみ

     ―藤志乃―
  フラッシュ表示 「かんざし」の発想が良いですね!
(写真提供:もりもとひろさん)










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<短歌の部>

短歌 写真 コメントその他
白梅は
 満開なれど
  侘びしかり
 鶯めじろ
  蜂さえも見ず
     ―韶光― 白梅は孤高の華。








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吉野郷
 花も散り初め
   哀れなり
 同じ仲間と
  我等呼ぶかや
    ―韶光―  老いは自然の摂理。
清楚なり
 白梅の山
  ひっそりと
 その空間を
  しっかり占めて
     ―韶光― 集合は静かな力。
ほのかなる
 梅香求めて
  近寄れば
 ハラリ目覚めの
    朝露頬に
    ―芳翠― 「ハラリ目覚め」に目が覚めました。
さすが!!
 鶯宿梅
  訪ね歩きて
     山の道
 あたり一面
  うす紅ないに
     ―和子―  青梅吉野梅郷の銘木"鶯宿梅"探訪。
華も実も香りも流石銘木ですね!
幹に洞(うろ)
 支え頼りの
    老梅の
 花勢今年も
   健在を知る
    ―芳翠― SNMの男性陣に送るエール?
梅霞み
 重なる木々に
   ほの見えし
 小さき人の
   往きつ戻りつ
    ―紀州翁―
  青梅吉野梅郷。坂上からの一景。
境内に
ひともと早咲き
    梅ありて
まなこ張るごと
蕊(しべ)伸ばし居り
      ―芳翠― フラッシュ表示 狛江駅前泉竜寺にて











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