文月 例 会 |
7月例会: 2009.07.14(火)
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(平塚の七夕) |
ゆるやかに流れる我の此の時を
無残に砕く目覚ましのベル 韶光
風水の造形美なりたくまざる
技に魅せられ歩みとどまる 芳翠
山の端を雲はゆっくり撫でゆきて
中禅寺湖に冷気みなぎる 芳翠
弾痕と花売る店の非対称
争いあるも共に愛でるか アンナ
廃墟には樹が茂りおり幾年か
過ぐる今なほ槌音聞こえず アンナ
影写し陽射し暮れゆく川岸に
添ふものありて長き足影 名無子
花に託して、花の如く
余生など生きたくもなしつれづれと
朝の日あびて今日の未知生く 名無子
小豆島の今日だけの夕日を見て
急がねば時の速度は背をつつく
なぞる意味なし古着を捨てる 名無子
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