「西郷どん」の旅 紀行

<概要>

 社員寮同窓会の西生田会にて、九州宮崎在住の人の案内で、いつもと場所を代えて、今年のNHK大河ドラマ「西郷どん」ゆかりの地を中心に,鹿児島の旅を計画しました。

     期間:H30/11/19〜11/21

鹿児島に舞台を代えて西生田
         同期の桜西郷どんの旅


  <写真俳句短歌紀行>

   1・ 羽田空港〜鹿児島空港〜霧島温泉(初日)

      19日正午頃、鹿児島空港に集合。旅の始まり。

雲海の先にくっきり桜島
         煙りや招く旅の始まり
寒空に リトルエンジェル われ等待つ

      空港から霧島方面に向かう。
      先ず、坂本龍馬とおりょうさんの日本で最初の新婚旅行と言われている塩浸温泉を訪ねる。

霧島の龍馬とおりょうの塩浸る
         温泉のどか一睡の夢

     次に、東方に向かい、霧島神宮へ。

   赤々と 霧島神宮 紅葉どき
海神(わだつみ)を霧に取り込む山つ神
      大和の
(いしずえ)霧島神宮

     今日の宿泊地、硫黄谷温泉、霧島ホテルへ。このホテルに温泉の古地図があった。

宵闇に桜島かと見るばかり
        湯けむり高き霧島温泉


  2・ 霧島温泉〜集成館/仙巌園(磯庭園)〜指宿温泉(二日目)

     宿を出て、西南に向かい、いよいよ西郷どんゆかりの地を巡る。
     先ず、島津斉彬公の偉業の足跡を訪ねる。

斉彬の夢やいまだ桜島
         昇る煙の薄くたなびく
反射炉の 跡を見つめて 石蕗の花
日本の維新敗戦見つめなお
           仙巌園や悠久の美

      西郷どんの気持ちを推察すると矢張り無念か?

西郷どんの秘めたる怒り桜島
       消ゆることなき煙にこめて
西郷どんの心は薩摩白菊か
        野に輝きて散る定めなれ

     次に、西郷どん大河ドラマ館へ。


(館内パンフレットから)

     観覧後、海岸道路をひたすら南下。途中讃岐うどんの昼食。3時半頃指宿着。
     早々名物砂むし風呂へ。二日目は指宿秀水園に宿泊。

初めての熱砂に埋まる怖さ知り
         砂漠化進む地球を憂ふ

  2・ 指宿温泉〜知覧〜鹿児島空港〜羽田空港(三日目)

     宿を出て、先ず知覧特攻平和会館へ。

 開聞岳(かいもん)の先は浄土と飛び立たむ
       石蕗の花咲く知覧に泣けり
英霊や平ら成らむと冬の日に
      君に捧げむ永遠(とわ)に咲く花

     良く知られている「惜別の歌」の一節を思い浮かべながらーーーー。
                 君が越ゆべき山川は
                 落つる涙に見えやらず
                 袖の時雨の冬の日に
                 君に贈らむ花もがな                (島崎藤村作詞)

     一旦、JR喜入駅に戻り、一人を見送る。

     駅舎の前の植え込みに、珍しい花あり
      (カラタネオガタマ、玉神木という春咲く花―後で判った)。

南国や 玉神木の 冬に咲く

     再び、知覧武家屋敷庭園に向かう。

      下表案内板の抜粋の通り、知覧伝統的建造物群保存地区は薩摩藩「麓」の代表格で
      通りの一部が大河ドラマ「西郷どん」の撮影にも使用された由           

石垣に青生垣の道伸びて
        薩摩隼人の屋敷連なる
西郷恵一郎庭園
知覧型二ツ家
二ツ家に 西郷どんの夢 冬ぬくし

      武家屋敷の入り口付近に、特攻隊員の食堂で有名な富屋食堂(ホタル館)がある。

究極や富屋の人のおもてなし
       若き戦士につかぬまの愛

       帰りは、知覧インターから指宿スカイライン、九州縦貫自動車道を経て鹿児島空港へ。
       約1時間半のフライトで羽田空港に着陸。


エアーポート 旅の終わりや 冬の月


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