2024年新春写真俳句短歌集

(令和6年辰年 謹賀新年)
    新年明けましておめでとうございます。
  令和6年は、能登半島地震、羽田空港事故と激動の幕開けとなりましたが、
 国内外を通じて、平和、平安が戻ることを祈念いたします。
 今年の干支は辰。「健康のため、出来るだけ歩く」の目標を立てたいと思って
 います。
 本年も”継続を力とし和気藹藹をモットーとする同好会を”ーと願っています。
 今年も相変わらず、よろしくお願い申し上げます。

           同好会十八年の去年今年
                    繋がる日常俳句短歌に

              1月例会:
 開催日時:  2024.1.9(火)  9時半〜12時         
 場所:    生涯学習センター学習室7
  兼題:    「去年今年又は自由」
  概要:    当月は新春特集。「去年今年又は自由」題の作品に加えて事前
         にお知らせした課題写真「初日記」に関する作品を併せ募集し、
         これらをまとめて披講に供した上で、
          同好会HPの「兼題、例会コーナー」にアップしました。

 <写真俳句短歌

<第一部>



煩悩を 捨て切れぬまま 去年今年  未来
 不可能とは思いつつ新しい年にかけてみる。


花手水に 龍の口より 去年今年  未来
 養運寺の花手水へ、龍の口から新年の水注ぎ込む。


元日の 巫女より辰の 根付け買ふ 未来
 巫女さんから辰の根付けを買いました。


赤ふさの 鈴をがらんと 初詣  未来
 赤色のふさの鈴を思い切り鳴らして参拝


焚き上げの 焔の先の 初御空  未来
 焚き上げの炎が明るい新年の空へ向かっていく。


去年今年 障子明かりに 希望あり  淑如
 辛いことがあった昨年ですが、今年は良い年にとねがってます。


彼を語る 輝く孫や 去年今年   淑如
 孫が恋人の話をするときは、眼がきらきら輝いてました。


少しずつ 角度が急に 去年今年  ゆきお
 去年と同じように行ってくれれば良いと願うが、
 人生終盤なかなか、である。


池の釣り 影のみ見える 冬至かな ゆきお
 夕方、日が低くなると池の釣り人は影のみ見せる。


息災を 願う長風呂 去年今年   ゆきお
 時期のものとて人並みに柚子湯であるが、
 たった一個であるのが寂しい。


御手洗いの 竜の目ひかる 初詣  玲子
 諏訪神社にお参りに行って来ました。


水仙の 花の豊かや 挨拶す  玲子
 庭の水仙があちこちに咲いています。
 庭にいると近所の方と挨拶を交わします。


チューリップの 自由さが好き 晩年は 玲子
 新年の花はここ数年チューリップです。
 あちこち向いてちょっと芸術的でしょ(笑)


平凡に 暮らして飽きし 去年今年  玲子
ほとんど家の中の生活、ある時期は丹沢には毎週行っていました。


独身とて 貴族になれず 去年今年   玲子
 人生100歳時代?????


見慣れたる 街も新たに 初日の出 くに
何時も見慣れている街も、初日が差すと新しい街 の様にみえます。


恙なき ことのみ願ふ 初詣    くに
 何事もなく穏やかな日々であります様にと祈り ました。
 現実は戦争、地震、火事と辛い事が多いですね。


去年今年 二人暮らしで 明け暮るる くに
 我が家の日常です。


     故郷の友より雪の便りあり
         こんな大雪珍かなりと  くに
 12月中にこんなに雪が降るのは 珍しいからと
 写真を送ってくれました。


去年今年 残照天を 突き抜けて  すすむ
 一昨年の年末近くの珍しい夕空です。


雲照らす 夕陽束の間 去年今年  すすむ
 冬至の日没です。一気に夜に、一気に来年に変わります。


玄関は 我のみの靴 去年今年   すすむ
 年が変わっても、家には一人。


辿り着くだけでご利益 初詣    すすむ
伊香保神社への石段は365段もあります。元日に行ってきました。


シクラメン 死も苦もなくて 穏やかに すすむ
妻の闘病中は、名前のイメージからシクラメンは買いませんでした。


    辰年の長蛇の列や奥の院
         龍顔睨み包む安らぎ  紀舟
江ノ島龍宮大社にて。今年は辰年。参拝者が半端ならず!
龍顔に怒り、胎内に安らぎを包含する龍神。


十七番 赤から青へ 去年今年  牧紀
 背番号17大リーガー大谷選手。ドジャーズブルーの新天地へ。


初富士に ブルー似合ふ 彼の人も   牧紀
 同上。富士山;今年の大谷選手に海のブルーが似合う。
 以上江ノ島にて。


唯在りて 変らぬ富士や 去年今年  牧紀 
激動の新年。今年も富士を見て、心を落ち着かせよう!


 青空を 貫く大樹 去年今年   牧紀 
去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの(虚子)ーに因んで


    断崖も岩礁も越へ年の明け
         集ふ若人躍り輝く  紀舟
多難な年の明けも、元気な若人の活躍に期待!
江ノ島にて。



   戦乱に地震加はる去年今年
          南天頼み神頼みのみ  紀舟
能登半島地震に加えて羽田の事故。今年はどうなることやら?
神仏頼みか南天頼み。難を福に転じてください! なーんて!ーン?



<第二部>

課題写真コーナー


初日記


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