2024年3月写真俳句短歌集

兼題:「師走又は自由」

概要: 当月は、「観梅又は自由」題で作品を募集し、併せて
事前にお知らせした課題写真「福寿草」に関する作品を
集め、披講後、まとめて「兼題例会コーナー」にアップしました。
開催日時: 2024.3.12(火)9時半~12時
場所:    生涯学習センター 学習室7

写真俳句短歌
<第一部>


 雛祭り この地に棲みて 半世紀   未来
 自治会館の雛飾りを見に行きご近所さんとも楽しめました。


みもざ咲き 大日堂の 華やぎぬ   未来
 古淵の大日堂にみもざがたわわに咲き誇っている。


朝採りを 手に山盛りの 蕗の薹    未来
 庭で摘んだ蕗の薹を手いっぱいに頂きました。


往きよりも 帰りに白き 雪柳      未来
  帰りに見た雪柳の花は一層新鮮に見えました。


野水仙 能登の潮風 懐かしむ    未来
 被災地の能登地方に思いを馳せる。


春雨に つぼみ濃くして 咲くを待つ    淑如
 雨に打たれた沈丁花の蕾がこく見えました。

春雨に 濡れ新聞の 膨らみて      淑如
 ポストからはみ出た部分が濡れて膨らんでしまいました。


寝そびれて 優しい雨音 春の雨    淑如
 春の夜に静かな雨音だけが響いてました。


そこからは 何かが始まる お正月     有三
 四季劇場の開幕前の雰囲気です。


源氏絵や 清らにゆらら 春いとし     有三
 紫式部は色の表現に赤、青などの表現は使は無いそうです。
 興味を持って読んでみたいですね。


短日や 柔らかき影 映りけり       有三
 堂の坂公苑にて


かのような 事ありて 歳が明け     有三
 見ての通りの御神籤です。


梅が香や 駅舎の見える 山の道  玲子
 神社の裏の道です。
 丹沢方面・富士山も見え、見晴らしも良くお気に入りの道です。


薄紅の 梅花の匂ふ 垣根越し    玲子
 きれいだな~と勝手に写させて頂きました。


寒木瓜の 赤色極む 空の色     玲子

 真っ赤な木瓜の花と青い空が美しく、思わず佇みました。


遅き日や 丹沢山地 連なりぬ    玲子
 日が伸びてきた夕暮れ時の景色です。


道端の 陽ざし暖か ハミングす    玲子
 久しぶりのお天気でしたので中央公園に散策にいきました。
 咲いてる花は“諸葛采;オオアラセイトウ;ハナダイコンなど
 色々な名前で呼ばれています。


見上げるや 白壁に浮く 梅の花     ゆきお
 この春は梅林、梅園に脚を運ばなかったが、近所のお宅の梅も見事。


身支度に 名残りを残し 水温む     ゆきお
 川の水は温んできたが、遊ぶ子等にはまだダウンの冬名残。
 春は浅い。


釣果より 懐かしの顔 水温む       ゆきお
 池の水も温みはじめ、識った顔が揃い出した。
 桜はもうすぐである。


白梅や 空の青さを 際立たす    くに
 満開の白梅と真っ青の空が奇麗です。


老木に 飛び交う小鳥 梅の花    くに
 暖かい日が続いて梅が早々と咲きました。
 いろいろ の小鳥が蜜を吸いに来るのですが、残念ながら
 写真に撮る事が出来ませんでした。


雨風に 裂かれしミモザ 花咲ける   くに
 近所のミモザ大木で見事でしたが、雨風雪に裂けた 様です。
 が、残った所に花をつけました。


空の色 風の優しさ 三月来     くに
 3月になり、まだまだ寒い日もありますが、
 春の気配を感じる日もありますね。


めぐり逢い いつかまた見む 梅に富士  すすむ
 甲斐敷島の梅の里梅園からの景色です。
 美しすぎて、うまく表現できません。


観梅や 一枝を愛でて 一木に    すすむ
 薬師池公園です。 一輪に、一枝に、一木に、そして、梅林全体に
 関心が拡がっていきました。


一本の 枝に紅白 しだれ梅     すすむ
 亀戸天神社です。
 同じ枝でも、白梅・紅梅の両方が咲いている木もあるこを知りました。


雲踊り 雲薄らいて 春覗く     すすむ
 山梨県談合坂サービスエリアです。


雲に押され 光る寒露の 帯の空    すすむ
 ベランダからの、あまり見たことの無い昨秋の景色です。
 「HAIKU日本写真俳句2023」で入賞した二句のうちの
 一句の紹介です。 最近選出されました。


白梅や 白の世界に 戸惑へり    牧紀
私の姿が見えない。消えた、なぜ?ーー白梅の独り言。


白梅や 靑の世界に ひるがへり     牧紀
 青空に自由に翻る白梅


   老紅梅団地の道に腰据へて
      浜線見つつ半世紀過ぐ  紀舟
 JR町田駅近くの団地の紅梅の古木。毎年楽しませてくれる。
 もう半世紀が過ぎる。


    ほんのりと雪割るひかり浸み透り
        木の影躍り春招きをり  紀舟
 3月の雪は融けるのが早い。もう春耕が始まっている。
 「り」のリフレインーーー。


   天満宮梅や盛りの花曇り
       桜や蕾雲の花呼ぶ  紀舟
 梅は咲いたか~桜はまだかいな~


<第二部>

課題写真の作品集

福寿草


HP

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